
北海道のなかでも、とくに“読めない地名”が集中しているのが道東エリア。
知床、網走、釧路、根室――
大自然が広がるこの地域には、アイヌ語由来の地名が数多く残っています。
「えっ、これ本当に日本語?」
「漢字と読み方が一致しない…!」
でも、その響きにはこの土地の歴史と風景が刻まれています。
あなたはいくつ読めますか?
さっそく挑戦してみましょう。
北海道の地名が読めない理由は?アイヌ語と歴史が生んだ“奥深すぎる名前”の正体
▶ 北海道の地名が読めない理由を詳しく解説した記事はこちら

① 弟子屈(てしかが)|摩周湖エリア
正解:てしかが
難易度かなり高め。
アイヌ語「テシカ・カ(岩盤の上)」が語源とされます。摩周湖や屈斜路湖を抱える、神秘的な町です。
弟子屈町にある摩周湖は、アイヌの人たちが「カムイトー(神様の湖)」と呼んだ神秘の湖です。
周囲20キロメートル、最深212メートル、透明度…15~32メートルの透明度の高い湖です。
昭和6年(1931年)には41.6メートルという世界最高記録を観測して世界で一番透明度の高い湖と呼ばれるようになりました。
展望台からは、「摩周ブルー」と呼ばれる、深い青色の湖水を見ることができます。
② 標茶(しべちゃ)|釧路湿原
正解:しべちゃ
まず読めない代表格。
北海道の難読漢字に必ず挙げられます。
アイヌ語で「シペッチャ(大きな川のほとり)」が由来といわれています。
標茶町は、酪農のまちとして知られています。
人口約6,900人、牛の飼育頭数(乳牛・肉牛合計)約6万7,000頭以上
牛が人口の約10倍も多いまちです。
日本一広い敷地の高校もここにあります。
③ 標津(しべつ)|根室海峡
正解:しべつ
「ひょうづ?」と読んでしまいがち。
アイヌ語「シ・ペツ(大きな川)」が語源。
鮭の町として知られています。
このまち、住民の無料配布がびっくりするぐらいなんです。
夏と冬には町内の全世帯にホタテが無償配布されています。
それも2キロも・・・
秋には町内の全世帯へ、朝捕れたての鮭が1尾が無償配布されています。
さらに冬にはバター2箱の無償配布も行われます。
これは、資源保護や自然環境を保全する町民への感謝だそうです。
④ 斜里(しゃり)|知床の玄関口
正解:しゃり
漢字の印象とは少し違う響き。
アイヌ語「シャリ(葦の生える湿地)」が由来とされています。知床観光の拠点です。
オホーツク海に面した、農業、漁業、観光業のまちです。
オホーツク海を漁場とし、サケ・マスの水揚げが日本一のまちです。
世界自然遺産に登録された知床の入口のまちとして知られています。
⑤ 訓子府(くんねっぷ)|北見エリア
正解:くんねっぷ
道外の人はまず読めません。
アイヌ語「クンネ・プ(黒いところ)」が語源といわれています。
玉ねぎ、じゃがいも、小麦などの純農村地帯として知られています。
盆地特有の寒暖差の大きなまちですが日照時間が長いことで知られています。
⑥ 興部(おこっぺ)|オホーツク沿岸
正解:おこっぺ
可愛い響きですが超難読。
アイヌ語「オウコッペ(川尻が合流する場所)」が由来とされています。
大規模農業(酪農)や水産資源の豊富な漁業を中心としたまちです。
別名モーモー城と言われる「オホーツク農業科学研究センター」とその隣に立つ「風車」。
この2つは興部町のシンボル的存在。
⑦ 遠軽(えんがる)|丸瀬布方面
正解:えんがる
比較的読みやすいですが、由来はアイヌ語。
「インカルシ(見晴らしのよい場所)」が変化したといわれています。
これは町内にある高さ約78メートルの瞰望岩(がんぼういわ)の事
遠軽町について詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

⑧ 別海(べつかい)|日本有数の酪農地帯
正解:べつかい
「別(べつ)」は川を意味するアイヌ語で「ペッカイ(川の・折れ目)」が由来といわれています。
道東らしい広大な風景が広がります。
面積は「町」としては日本で3番目に広いまちです。
大きなホタテや新鮮な牛乳から作ったアイスクリームなどが人気です。
野付半島、風蓮湖などの観光地は、野付風蓮道立自然公園の中心になっています。
⑨ 厚岸(あっけし)|牡蠣の名産地
正解:あっけし
難読×グルメで人気。
アイヌ語「アッケシ(牡蠣の多いところ)」が由来といわれています。
厚岸の名産は、何と言っても牡蠣(カキ)で、一年中生食可能なのが特徴です。
その他、大粒で風味豊かなアサリ、甘みが強いホタテ、希少な北海しまえび、サンマなどの新鮮な海産物。
濃厚な牛乳・乳製品(チーズ、アイス)も豊富です。
⑩ 落石(おちいし)|根室市
正解:おちいし
一瞬迷う読み方。
アイヌ語の「オク・チシ(人の首の付け根のくぼみ)」に由来します。
北海道根室市にある地名で、落石岬や漁港周辺のエリアを指します。
荒々しい海岸線が続く、道東らしい地名でかつては漁業で栄えた場所です。
まとめ|道東は“難読地名の聖地”だった
道東エリアは、アイヌ語由来の地名が特に色濃く残る地域。
知床の大自然、
釧路湿原の広がり、
根室の荒々しい海――
その風景そのものが、地名として今も息づいています。
北海道の地名は、ただ難しいのではありません。
それは、この大地の物語。
▶ 【読めたらすごい】北海道の難読地名ランキングTOP10はこちら
▶ 【道央編】北海道の難読地名10選!はこちら
▶ 【道南編】北海道の難読地名10選!はこちら
▶ 道南に難読地名が少ないい理由はこちら
▶ 【十勝編】読めたら北海道通!帯広周辺の難読地名10選
旅の前に読めば、北海道がもっと面白くなります。





