北海道には、観光客はもちろん、道民でも読めない駅名が数多くあります。
その理由の多くは、アイヌ語の地名に漢字を当てた「当て字」にあります。
そのため、漢字からは読み方を想像できない駅名が多く存在します。
今回は、北海道に数多く存在する難読駅名の中から、
「初見ではほぼ読めない駅名」をランキング形式で紹介します
鉄道旅の途中で見かけたら、ぜひ読み方を思い出してみてください。
第10位 倶知安駅
倶知安
正解(くっちゃん)
ニセコ観光の玄関口。
スキー客の利用が多い駅です。
アイヌ語「クッシャニ(くびれ・流れ出る・ところ)」が由来です。
これは、尻別川支流の倶登山(くとさん)川のことです。
クッシャニがクッチャンになりそのように読める漢字を当てはめて、倶知安になりました。
🦊まちは、羊蹄山、ニセコ連峰のふもとにあるまちです。
ニセコアンヌプリには3カ所のスキー場があり、
雄大な自然と上質なパウダスノーが降り「スキーの聖地」として、
世界中のスキーヤー・スノー ボーダーから人気を集めています。
倶知安駅の場所(Googleマップ)はこちら。
第9位 長万部駅
長万部
正解(おしゃまんべ)
北海道の難読地名としても有名です。
アイヌ語の「オ・シャマンペ(カレイのいるところ)」に由来しています。
函館本線と室蘭本線が分岐する北海道鉄道の重要駅で、駅弁の かにめし が有名です。
🦊駅弁のかにめしは、「かにめし本舗かなや」で、北海道物産展などにも出店しています。
戦後の食材不足の時に弁当の代わりに「煮かに」を販売したのがきっかけです。
かなやの他にも長万部町内の飲食店やドライブインなどで提供されていますが、
ガイドは「かにめし本舗かなや」の味しか知らない人がほとんどです。
なぜかというと長万部は室蘭・洞爺湖方面から向かっても、函館方面から向かってもちょうどお昼時に通過することが多いです。
バスに乗っている大勢のお客様を収容できるのは、ここくらいですから。
長万部駅(Googleマップ)はこちら。
第8位 安足間駅
安足間
正解(あんたろま)
上川郡愛別町にある駅で、旭川と上川の間にある無人駅です。
かなり読めない駅名の一つです。
アイヌ語の 「アンタロマップ(ふちのあるもの)」に由来しています。
愛別町は北海道のほぼ中央に位置する上川盆地の東北端に位置し、雄大な大雪山連峰の麓にあります。
なかでも安足間のある愛山地区はかつては林業に栄え、文学にも親しんだ町です。
🦊周りは森林に囲まれたくさんの野鳥の姿を見ることができます。
運が良ければ、オジロワシも見られます。
安足間駅の場所(Googleマップ)はこちらです。
第7位 妹背牛駅
妹背牛
正解(もせうし)
空知地方、石狩平野北の端にある駅です。
アイヌ語
モセ・ウシ(イラクサの多いところ)
漢字からはほぼ想像できません。
🦊北海道の市町村の中で3番目に面積が小さなまちです。
山も海もない平地で市街地は石狩川右岸にあります。
見渡す限りに広がるのどかな田園は、石狩川の恩恵を受け収穫の秋には、黄金色の稲穂が続き ます。
妹背牛駅(Googleマップ)はこちらです。
第6位 忍路駅
忍路
正解(おしょろ)
忍路は、小樽市にある地名で難読地名として有名です。
アイヌ語で「ウショロ(湾、入り江)」に由来します。
駅は明治38年(1905年)までは、忍路駅(おしょろえき)でしたが同年12月15日に駅は廃止されており、近隣には蘭島駅があります。
🦊忍路は、その昔ニシン漁で栄えた所です。
標高60メートルの岬に挟まれた忍路湾は、 入り江の水面の色が刻々と変わる夕日が美しい所としても知られています。
蘭島海水浴場は、北海道海水浴場発祥の地として知られ、夏場には道内有数の賑わいを見せる海水浴場として知られています。
また、忍路環状列石などの史跡では、多くの埋蔵文化財が発掘されていて、古代の歴史を感じさせる地区です。
蘭越駅(旧忍路駅)の地図(Googleマップ)はこちらをご覧ください。
第5位 計呂地駅
計呂地
正解(けろち)
計呂地駅(けろちえき)は、かつて北海道(網走支庁)紋別郡湧別町字計呂地にあった湧網線の駅です。
※現在は廃駅ですが難読駅名として有名です。
アイヌ語の「ケレオチ(非常に削られた所)」または「ケイ・ラツ(サケの皮で作った靴を忘れた所)」に由来する説があります。
🦊旧湧網線の旧計呂地駅は、計呂地交通公園として保存されています。
SL「C58」が展示され駅舎やプラットフォーム、1923年製のレール(一部ベルギー製)が残されています。
近くにはサロマ湖へと続く木道(300メートル)が整備されサロマ湖畔に生息する動植物を鑑賞できます。
計呂地駅のあった場所(Googleマップ)はここ。
第4位 音威子府駅
音威子府
正解(おといねっぷ)
北海道でもトップクラスの難読駅名。
アイヌ語の「オ・トイネ・ㇷ゚(川尻(河口)が泥の川)」に由来した地名です。
🦊宗谷本線の駅で日本最北の駅そばが有名でした。
音威子府そばは、黒いそばとしても知られ人気がありましたが、店主の死亡とそばを製造して いた製麺所もなくなってしまいました。
しかし歴史が途絶えたと思っていた音威子府そばは、2025年7月駅前でゲストハウスを運営する竹本修さんが常盤軒の空き店舗で駅そば店の営業を再開しました。
音威子府駅の地図(Googleマップ)はこちらです。
第3位 咲来駅
咲来
正解(さっくる)
宗谷本線の駅で音威子府村にあります。
いまでは、待合室があるだけの無人駅です。
アイヌ語の「サク・ル(夏の通り道)」に由来する難読地名です。
初見ではほぼ読めません。
🦊咲来の天塩川両岸には、6か所の遺跡が点在しています。
先住民族のアイヌがパンケサックル川沿いにオホーツク海側と往来していたようです。
サクルー、サクル、パンケサクルなど「下流の夏の道」と訳されたようである。
旧咲来小学校付近の対岸にには当時、大きなエゾマツがありこの松を巡り義経伝説も残されていました。
咲来駅の地図(Googleマップ)はこちらです。
第2位 北一已駅
北一已
正解(きたいちやん)
深川市の駅です。
深川駅 – 石狩沼田駅間は、2026年(令和8年)4月1日に廃止予定とされています。
読み方が非常に特殊で道民でも読めない人が多い駅名です。
アイヌ語の「イチャン(サケやマスの産卵場)」に由来します。
かつて石狩川で産卵する鮭の様子を表した言葉で、屯田兵が入植した時に「一にして已む」という願いを込めて「一已」の漢字が当てられました。
🦊深川市の周辺は、美味しいお米の産地として知られています。
北一已駅の周辺も田園風景が広がります。
レトロな駅舎も旅情をそそり駅に訪れる人も跡を絶ちません。
北一已駅の場所(Googleマップ)はここ。
第1位 於札内駅
於札内
正解(おさつない)
石狩地方(浦臼町)にある駅です。
アイヌ語の「オ・サッ・ナイ(河口に乾いた川)」に由来します。
北海道でも屈指の難読駅名。
浦臼町(うらうすちょう)にあった札沼線の駅でしたが、札沼線の区間廃止に伴い2020年(令和2年)5月7日に廃駅になりました。
🦊石狩川に面し、周辺は田園が広がる地域です。
廃駅になる頃には、乗車人員1日平均1名以下の「極端にご利用の少ない駅」とされたようですが、昭和45年(1970年)頃には、駅弁の立売も行われていたほど活気ある駅でした。
近くには「神内和牛あか」や「神内マンゴー」で知られる神内ファームがあります。
於札内駅の場所(Googleマップ)です。
北海道難読駅のまとめ
北海道の駅名が難しく感じる理由は、
アイヌ語の地名に漢字を当てた当て字だからです。
そのため漢字の意味から読み方を想像することが難しく、
道民でも読めない駅名が多く存在します。
鉄道旅で駅名を見るときは、
ぜひ読み方にも注目してみてください。
思わぬ発見があるかもしれません。
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