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【道南編】函館・松前にも難読地名がある?歴史ロマン香る北海道の地名10選

函館の夜景、五稜郭、松前城――

北海道観光の入口ともいえる道南エリア。

実はこの地域にも、意外と読みにくい地名が残っています。

道東ほど“超難読”ではないものの、
アイヌ語と和人文化が交わった独特の地名が多いのが特徴です。

あなたはいくつ読めますか?
道南の難読地名をチェックしてみましょう。

北海道の地名が読みにくい理由をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

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① 木古内(きこない)

正解:きこない

北海道新幹線の駅がある町。

アイヌ語「キコナイ(大きな川)」が由来といわれています。

天保2年(1831年)から続く神事「禊(みそぎ)まつりの里」として知られます。
毎年行修者と呼ばれる4人の若者が、1月13日から佐女川神社にこもり、何度も冷水をかぶって鍛錬を行います。
15日に厳寒の津軽海峡の中でご神体を潔(きよ)め、1年の豊漁豊作などを祈願します。

② 知内(しりうち)

正解:しりうち

一瞬「ちない?」と読んでしまいそう。

アイヌ語「シリ・ウシ(山のあるところ)」が語源とされています。

知内温泉は歴史も古く北海道最古の温泉です。
開湯800年、歴史も古く、5種類温泉が自噴しています。
異なる泉質とさまざまな効能により、訪れる人々を癒します。

③ 福島町(ふくしま)

読みは簡単ですが、歴史的に重要な町。

江戸時代は松前藩の領地として、金山開発や津軽海峡の要衝として機能しました。

本州文化の影響が色濃い地域です。

横綱千代の山・千代の富士の出身地として知られ、道の駅横綱の里ふくしまに併設して、
記念館が作られています。
毎年5月の母の日に開催される、女性限定の相撲大会が有名です。
外国からの参加もいて応援も大盛り上がりです。

④ 江差(えさし)

正解:えさし

「えざし」と読んでしまう人も。

ニシン漁で栄えた歴史ある港町です。

江差町は、北海道文化発祥の地といわれます。
江戸期のニシン漁最盛期には「江差の五月は江戸にもない」といわれる程繁栄を極め、北前船交易によりもたらされた江差追分などの伝統芸能や生活文化が数多く伝承されています。
また、江差沖で座礁沈没した江戸幕府の軍艦「開陽丸」が復元され、幕末のロマンを漂わせています。

⑤ 上ノ国(かみのくに)

一見読めそうで迷う地名。

中世から続く歴史を持つ、和人文化の中心地でした。

函館の周辺は「下之国しものくに」、上ノ国や江差の周辺は「上之国かみのくに」と呼ばれていました。
これが町名の由来です
自然が豊かで、海、山、川に囲まれ天の川という川があり「天の川が流れる町」としても有名です。

⑥ 厚沢部(あっさぶ)

正解:あっさぶ

道南の中でも難易度高めの地名です。

アイヌ語由来とされる地名で「アッ・サム(楡皮・のそば)」や「ハッチャム・ベツ(桜鳥・川)」といった説があります

ヒバ(ヒノキアスナロ)や五葉松(ゴヨウマツ)の北限地であるとともに、トドマツの南限地です。

⑦ 鹿部(しかべ)

正解:しかべ

噴火湾沿いの温泉地。

アイヌ語の「シケルペ」(キハダのあるところの意)が語源と言われています。
一時期、野生の鷹の多さから「鷹待(たかまち)」と呼ばれていました。
鷹が幕府への献上品とされた時期もありました。

大正13年(1924年)、温泉の試掘中に間歇泉(かんけつせん)が偶然発見されました。
その高さは15mを超え、温度は約100℃。
以降、100年近くの歳月超えてもなお、当時と変わりなく噴き上げ続けています。
平成30年(2018年)11月に北海道遺産に認定されました。

⑧ 七飯(ななえ)

正解:ななえ

大沼公園の玄関口としても知られ函館近郊の人気エリアです。

アイヌ語「ナアナイ」(いくつもの川の意)、「ヌアンナイ」(豊かな沢の意)などの説があります。

活火山の秀峰駒ヶ岳(標高1,131メートル)と大沼・小沼・蓴菜沼を中心とした大沼国定公園があります。
市街地に接続する平坦地は水田、山麓一帯には酪農・畑作地帯が広がっています。
男爵いも発祥の地です。

⑨ 森町(もりまち)

読みはシンプルですが、道南らしい自然豊かな町です。

北海道にある他の「町」の読み方は、ちょう。
道内で「まち」と読むのは、この森町だけです。

静かな内浦湾に面し緑豊かな秀峰駒ケ岳の麓に広がります。
古くからアイヌ語でオニウシ(樹木の多くある所)と呼ばれていた森町は、漁業の地として知られ江戸時代初期より、箱館周辺の漁民がニシンなどのさかなを求めて出稼ぎに来た所でした。1500本を超える桜があり、桜の最盛期に2週間にわたり桜まつりが行われます。
昭和25年からの伝統のまつりで近隣町村からも沢山の人が訪れます。

⑩ 乙部(おとべ)

正解:おとべ

アイヌ語の「オトウンペ」(河口に沼のある川)に由来する地名です。
その川は現在の姫川です。

江戸期ににしんの豊漁などで越後、佐渡、能登方面から移住者が増え、天明年間(1781年~178 9年)までにしんの千石場所として江差に次ぐまちとして発展しました。

日本海の海岸線は、滝瀬海岸や縁桂、館の岬、鮪の岬、生命の泉など豊かな自然がたくさんあり、奇岩絶壁の風光明媚な景色を楽しめます。

まとめ|道南は“和人文化とアイヌ語が交わる地域”

道南は、北海道のなかでも早い時期から本州との交流があった地域。

そのため、和名の地名も多く、
道東ほどの“超難読”は少なめです。

しかしその一方で、
アイヌ語由来の地名も確かに残っています。

つまり道南は、
北海道の歴史が重なり合う場所

函館観光の際は、
ぜひ地名にも注目してみてください。

▶ 北海道の地名が読めない理由を詳しく解説した記事はこちら
▶ 北海道全体の難読地名ランキングはこちら
▶ 【道央編】北海道の難読地名10選!はこちら

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