
冬は流氷、夏は知床や網走湖。
大自然のスケールが魅力のオホーツクエリアには、
北海道屈指の“難読地名”が集まっています。
「これ読める人いるの?」
「漢字と音が一致しない…」
そんな地名ばかり。
あなたはいくつ正しく読めますか?
北海道上級者テスト、スタートです。
① 網走(あばしり)
正解:あばしり
オホーツクの代表格。
アイヌ語「アパシリ(入口のあるところ)」が語源といわれています。
流氷観光と網走監獄で有名です。
網走刑務所は、北海道網走市にある日本最北の刑務所で、明治時代に重罪犯を収容し道路開削に従事させた歴史を持ちます。

昭和の脱獄王「白鳥由栄(しらとり よしえ)」や五寸釘寅吉の異名を持つ、「西川寅吉(にしかわ とらきち)」が入っていました。
当時の建物は、博物館網走監獄として移築さ観光スポットとして人気です。
② 斜里(しゃり)
正解:しゃり
知床の玄関口。
アイヌ語「サル(葦原)」が由来とされています。

オホーツク海に面した、農業、漁業、観光業のまちです。
世界自然遺産に登録された知床の入口のまちとして知られています。
③ 訓子府(くんねっぷ)
正解:くんねっぷ
難読界のエース級。
アイヌ語「クンネ・プ(黒い川)」が語源といわれています。

盆地特有の内陸性気候で寒暖の差が大きなまちです。
平均気温は4度から5度、最暖日の平均は20度から21度です。
夏でも肌寒い感じですね。
④ 興部(おこっぺ)
正解:おこっぺ
初見で読めたらかなりの北海道通。
アイヌ語の「オウコッペ(川尻の合流しているところ)」に由来する地名です。

興部町と雄武町の間にある日の出岬。
名前の通りオホーツク海の美しい日の出が見れます。
岬の先端には、ラナールという名前の2階建てで
全面ガラス張りの展望台があります。
オホーツク海・日の出・冬は流氷と、息を呑むほど壮大な眺望が広がります。
⑤ 遠軽(えんがる)
正解:えんがる
「とおがる?」と読みがち。
アイヌ語「インカル(見晴らしのよいところ)」が由来です。

オホーツク海に面するこのまちは、間近に流氷が接岸します。
まるで陸続きのような感じになりますが、陸地ではないので上に乗らないでね!
氷が薄いと落ちる危険もあります。
▶ 遠軽町の観光スポットの案内はこちら

⑥ 小清水(こしみず)
正解:こしみず
読めそうで少し迷う地名。
原生花園と流氷で知られています。
アイヌ語でボン(小さい)、ヤムベツ(清. 水の川)が語源と言われています。

小清水原生花園は、オホーツク海と濤沸湖に挟まれた約8キロメートルの細長い砂丘の上に形成された天然のお花畑です。
4月末から9月いっぱいにかけて、200種類にも及ぶ植物を見ることができます。
濤沸湖には、10月から4月にかけてオオハクチョウが渡ってきます。
四季を通じて約250種もの野鳥が見られる野鳥の楽園です。
この湖から見る斜里岳がとっても綺麗です。
⑦ 滝上(たきのうえ)
正解:たきのうえ
「たきかみ」と読み間違えやすい地名。
芝ざくら公園が有名です。

5月上旬から5月下旬にかけて「芝ざくら滝上公園」一面に芝ざくら咲き誇ります。
山全体がピンク色に染まり、ほんのりいい香りがします。
昭和32年(1957年)、ミカン箱一つの「芝ざくら」を滝上公園の入り口に植えたのがこんなに増えたのですから、手入れも大変だったでっしょうね。
花の時期には、「芝桜まつり」がおこなわれます。
⑧ 佐呂間(さろま)
正解:さろま
サロマ湖の町。
アイヌ語由来で、日本最大の汽水湖を有します。

サロマ湖は、滋賀県の琵琶湖。
茨城県の霞ヶ浦についで日本で3番目(汽水湖では最大)に広い湖です。
約5000〜6000年前に砂州で形成された海跡湖です。
ホタテやカキの養殖が盛んで道の駅では焼きホタテも食べれます。
夕日が美しいことでも知られ、「サロマンブルー」と呼ばれる青色の湖面が特徴です。
⑨ 紋別(もんべつ)
正解:もんべつ
流氷観光船ガリンコ号で有名。
アイヌ語の「モペッ(静かな川)」に由来します。
「ベツ」は川を意味するアイヌ語です。

国道を走っているとオホーツク海を見渡すところに大きなカニの爪がたっています。
紋別市のシンボルオブジェで高さ12m 幅6m 重さ7トンもあります。
⑩ 美幌(びほろ)
正解:びほろ
美幌峠からの絶景で知られます。
アイヌ語「ピポロ(豊かな水のところ)」が語源といわれています。

昔、「君の名は」という映画の撮影がJR美幌町の駅前で行われたそう。
昭和28年(1953年)のことだからわからない人のほうが多いですね。
いま、「君の名は」と言ったらアニメですもんね。
美幌峠の頂上から眼下に広がる、屈斜路湖がとっても綺麗です。
屈斜路湖・・・クッシーを見たと騒がれたことありましたね。
まとめ|オホーツクは“アイヌ語の宝庫”
オホーツクの地名には、
・ナイ(川)
・ベツ(川)
・カル(見る)
・プ(もの)
など、アイヌ語の響きが色濃く残っています。
広大な大地と流氷の海。
その風景のなかに、昔の言葉が今も息づいているのです。
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オホーツクを旅するときは、
ぜひ地名にも注目してみてください。
きっと景色が少し違って見えるはずです。





