養老牛温泉には、湯宿だいいちに泊まった方が、美味しいと絶賛している地元の牛乳があります。
あまりのおいしさに、夕食だって豪華版だけど、「あの牛乳を飲める朝ごはんは最高!」と大人気なんです。
湯宿だいいちのまとめ記事は、こちらをご覧ください。
この人気の牛乳は、中標津町にある山本牧場で作られている【養老牛 放牧牛乳】です。
山本牧場のこの牛乳は、どうして美味しいのかその秘密を探ってみましょう。
養老牛の山本牧場は完全放牧で牛にやさしい
中標津にある「養老牛・山本牧場」東京でサラリーマンをしていた山本照二さんが、感動する牛乳をつくりたい。
美味しくて環境に配備した牛乳を消費者に届けたいとの思いで、2002年この中標津町に移住し完全放牧の牧場を始めました。
・無農薬の牧草で育てた牛
・牛は摩周湖の水で育てる
・牛の角は切らない
・自然交配
完全放牧・無農薬の牧草で育てた牛
山本牧場では、完全放牧で配合飼料や農薬、化学肥料を一切使用しないで育った牧草だけで牛を育てています。
牛が牛舎に帰るのは搾乳の時だけです。
ゆめがお伝えするここだけの話!
搾乳の時間になったら牛は牛舎で並んで搾乳してもらいます。
普通の農場では、牛は牛舎にいますからそのまま搾乳するといいです。
では、山本牧場のように放牧されている牛は、どうするんでしょう?
誰かが迎えに行くんでしょうか?
それとも、バケツを持って1匹1匹搾って歩くんでしょうか?
どちらも違います。
放牧されている牛は、搾乳の時間になると自分たちで牛舎に戻ってきます。
ですから、北海道の農場のあたりには、「牛横断注意」の標識が建てられています。
何度も見たことがありますが、よく見ると歩く順番も決まっているようで、一番先頭には大きな牛、きっとボス的な存在なんでしょうね!
その後ろをぞろぞろ続く牛、小さな牛は間に入りまるで守られているようです。
搾乳の時間が分かるなんて牛はおりこうさんですね!
これは、搾乳の時間が近ずくとお乳がたまっておっぱいが痛くなるそう。
搾乳が終わると楽になるのがちゃんとわかっているんですね。
この標識があったら牛は車が走っ来てもおかまいなく進んでくるので、運転している皆さんが注意してください!
山本牧場では、どんなに暑くても北海道の厳しい寒さの中でも放牧地に放されています。
暑い時は木陰で涼み、寒い時には体を寄せ合って過ごすそうです。
夏は、農薬を使わず育った放牧草を自由に好きなだけ食べます。
冬は、餌場にある乾燥した草を食べ牛は、のびのびと育っています。
普通、酪農といいますと牛舎があってその中に牛がロープでつながれて並んでいます。
限られた土地で牛を飼育するのに適していますが、きっと牛は、ストレスを感じるでしょうね。
牛に出来るだけストレスをかけないで伸び伸びと育てるのが完全放牧のいいところです。
私たちが、イメージするのは、完全放牧でしょうか。
広々とした土地に点々と牛がいて草を食んでいる。
アルプスのハイジの世界です。
のどかでいいですね。
牛は摩周湖の水で育てる
あの神秘の湖〝摩周湖〟は、半分がこの中標津町!
自然と地下に浸透した湖の水は、伏流水として5キロ、10キロ離れた場所で湧き出ています。
山本牧場の牛は、この伏流水をたっぷり飲んで育ちます。
オーナーは、この水を飲んでいるので、後味がすっきりとしたキレのある牛乳ができると語っています。
牛を育てるのには、美味しいお水も大事な要素なんですね。
痛いから牛の角は切らない
角も切りません。
オーナーは、角を切ると牛も痛いでしょう、と笑います。
確かに痛いと思います。
あくまでも牛にストレスをかけないように気をつけているのがうかがえます。
牛まかせ自然交配
この広い牧場に、36頭(2022年現在)の中に雄の牛(種牛)が、1頭放されています。
交配も、自然に任せているんですね。
養老牛の放牧牛乳は濃くて美味しいビン牛乳
あくまでも、農薬と化学肥料を使わずに育てた牧草を牛たちに与えることで、自然のままの有機牛乳を生産している山本牧場。
有機 JAS認証を取得した、オーガニック牛乳ですから色々なところから注目を集めています。
寒さに耐えて乳脂肪分が上がる
中標津の寒い冬。
1月2月の厳寒期の平均気温は、氷点下7度くらいで最低気温は、氷点下14度以下寒いですね。
その寒さに耐えるため牛は体に脂を蓄えます。
それが、そもまま牛乳に出てくるので冬場は、脂肪分4.7~4.8という特に濃い牛乳になるのです。
普通市販されている成分無調整牛乳は乳脂肪分は3.0%以上と決められていますが、4.0%以上は加工乳が多いので絞ったままで脂肪分4.7~4.8というのは、本当にすごいです。
ですが、この濃い牛乳は収量も少なく夏場の10分の1の牛乳しか出ません。
こうして、絞られた牛乳は65度で30分間低温殺菌して、殺菌したものをビンに詰めて出荷しています。
ビンへのこだわり
「昔の学校給食は、瓶でしたね。」というと今の若い人には、ちょっとわからいでしょうか?
先頭の横に売っている牛乳、今でもビンの所があります。
今は、紙パックにストローが主流ですから、ビンというとなんとなく古い感じもしますね。
山本牧場では、このビンにこだわって牛乳を生産しています。
紙パック牛乳やビニール容器はどうしても容器の素材臭が移ってしまいます。
昔ながらのビンが、やはり自然の味を楽しむうえではベストなのです。
蓋をとると養老牛放牧牛乳の濃さが分かります。
牛乳の表面に浮かぶ0.5~2cmの生クリームの層、生クリームといっても液体ではなく、ヨーグルトのようにしっかりとした硬さ。
牛乳と一緒に飲んでもいいしパンに付けて食べても美味しいんですよ。
この層本当にすごくってこんな口コミがありました。
こんにちは😎りかです✨
朝、養老牛の放牧牛乳を開封したのですが、逆さまにしても牛乳がでてこない〜❗️👀
こんな牛乳はじめてだ🥛🐄#マルハン中標津店#養老牛放牧牛乳#逆さま pic.twitter.com/b3Vc931yD0— マルハン中標津店🦊の人 (@bekonyan) March 6, 2021
入所困難?養老牛・放牧牛乳
不自然な脂肪臭さがなく、こくがあるのにすっきりした草の香りさえ感じられる自然な風味の牛乳は、99%が自社の牛乳で作られています。
この牛乳は、とか北海道物産展などに出され大変な人気になっています。
人気がありすぎて山本牧場のネットショップに注文すると、1か月とか2か月待ちの事もあるそうです。
そんな時、通販ですと5~14営業日以内に発送予定です。
|
ちょっと高いですが、税金対策にもなるふるさと納税もあります。
|
養老牛ソフトクリームは山本牧場ミルクレーム
山本牧場の入り口には、ミルクレームというソフトクリームショップがあります。
とっても人気で養老牛温泉の帰りには必ず寄ってみたいですね。
注文してからスタッフが焼いてくれるクッキー生地のコーンはサクサク。
そこに養老牛放牧牛乳で作られたソフトクリームがのせられる。
美味しいこと間違いなしですね。
営業時間
10:00 ~ 11:30
13:30 ~ 16:00
休日 不定休
10月末頃がら翌年GW直前頃までは休業になります。
ミルクレーム営業スケジュールは、こちら
広々とした、牧場の風景を見ながら。
特別の牛乳、養老牛放牧牛乳で作られたアイスクリームを食べて、北海道の良い思い出を作ってください。
山本牧場で作る放牧牛乳とソフトクリームのまとめ
今回は、美味しいと大絶賛の地元牛、乳山本牧場で作られている【養老牛 放牧牛乳】のおいしさの秘密を探ってみました。
美味しい牛乳は、牛にストレスをかけない完全放牧。
飼料は、配合飼料や農薬、化学肥料を一切使用しないで育った牧草だけ。
牛が飲む水も摩周の伏流水とこだわりを持って育てられた牛から絞る牛乳。
香りが移らないようにと容器もビンに。
おいしさを追求してできたのがこの【養老牛 放牧牛乳】何ですね。
物産展や本州のスーパーなどでも取り扱いがあるそうです。
ネット販売もありますので、皆さんも機会がありましたら是非飲んでみてください。
この【養老牛 放牧牛乳】を使って作られているアイスクリームも人気なんですよ。
この辺りに来たら必ず寄るという方もたくさんいらっしゃいます。
原料の牛乳が美味しいから濃くて美味しいアイスクリームができるんですね。
湯宿だいいちの帰りには是非立ち寄ってみたいスポットです。
コメント