「江差町」は、「江差追分」や「かもめ島」などで有名ですね。
この江差町は、北海道南部にある古(いにしえ)の歴史が残る風光明媚な町です。
昔から「ニシン漁」で知られていて、北海道を代表するニシン漁の中心地として繁栄しました。
江差のニシン漁は「江差追分」にも歌われ、特に江戸時代後期から明治時代にかけての「ニシン景気」は、「江差の五月は江戸にもない」と謳われたほどです。
「ニシン漁」で栄えた江戸時代からの風情が色濃く残る町並みや、伝統的な建築物が多く立ち並ぶ「いにしえ街道」などは、歴史好きにはたまらない魅力です。
さらに、江差町では、旬の魚介類を中心とした新鮮な海の幸が楽しめることで有名。
ゆったりとした時間が流れる江差町で、心も体もリフレッシュしませんか?
この「江差町」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
江差町のおすすめのお宿もご紹介しますね。
アイヌの人たちが「エサシ」(突き出た岬)と呼んだ「江差町」は、古くから栄えた歴史と文化が息づく街です。
各所から発掘さてた遺跡や出土品を見ましても、大昔には大きな部落があったことがうかがえます。
江差は、松前とともに函館より先に開けたところで松前は城下町として、江差は産業や商業の地として栄えました。
江差町の歴史はとても古く、1189年に本州から藤原一族が上陸したのが始まりともいわれています。
江戸時代にはニシン漁と北前船による海上交易で大いに栄えました。
食料品や衣料品、調度品、嗜好品だけでなく、文化や人、技術などさまざまなものが海を渡って江差にやってきたのです。
当時の江差は北海道を代表する港町でした。
繁栄を極めた時代の江差を人々は、
「江差に集まる鰊船3,000隻に及び、これを目当ての商人が海岸に餅菓子、小間物類を商い、料理屋などが出され、昼夜ともなく三味線、太鼓にて賑わうこと、我が国の江戸両国の夜店と異なるとこがなく・・・
また街並みを借りて小間物、荒物などを商うは市場のごとし」というほど。
このころ人口は、1万人を超えるほどだったそうです。
しかし、明治時代の初めには北前船の時代が終わり、かつての繁栄は少しずつ衰退していきました。
それでも、江差には今も当時の風情を残す貴重な建物や、江差追分、姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)といった文化が息づいています。
有形無形の文化遺産が、江差の歴史と魅力を今に伝え続けているのです。
また、かもめ島や道の駅から見る夕日も人気です。
江差町の魅力をもっと知りたい方は、ぜひブログをチェックしてくださいね!
こんな江差町で、古き良き町に触れるのもいいですね。
きっと思い出に残る旅となるでしょう。
この記事では、「江差町」の日本遺産について、また江差追分や姥神大神宮渡御祭などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
日本遺産のまち江差町!
この「江差町」は、平成29年(2017年)4月28日に北海道で初めての「日本遺産」に認定されました。
「日本遺産」とは、文化庁が認定する日本の文化・伝統を語るストーリーのことで平成27年(2015年)に認定を開始しました。
「日本遺産」は、地域にあるさまざまな遺産を一つのテーマや物語でまとめ、それを活用して地域を元気にすることを目的としています。
遺産や文化を守るだけでなく、それを通じて地域の魅力を高める取り組みです。
江差町の掲げる日本遺産のストーリーは。
「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」というタイトルのストーリーです。
江差町は、江戸時代にはにしん漁と北前船による海上交易で栄えました。
その様は「江差の五月は江戸にもない」と謳われるほどでしたから、食料品や衣料品、調度品や嗜好品、さらに文化や人、技術など、あらゆるものが海を渡ってやって来たのです。
明治初期以降、北前船がもたらした繁栄の時代は幕を下ろしましたが、当時の風情は、今も伝わっています。
貴重な建造物や江差追分、姥神大神宮渡御祭など、有形無形関わらず多くの文化が息づいています。
江差の街を満喫したいのなら、「徒歩」で散策するのが一番!
中歌、姥神町一帯の旧国道沿い地区の「いにしえ街道」がおすすめです。
この辺りにあった、檜材とニシン取引に関連した問屋、蔵、商家、町屋など。
また、社寺などの歴史的建造物や史跡、旧跡。
数多く残されていた建物を整備し歴史のスポットを探勝し、瓦屋根や木造家屋の素朴な美しさを愛で、ニシンそばなど郷土の味覚を味わうえる散策コースが整備されました。
「江差町会所会館」が改修・整備されて、観光スポットとなる無料休憩所になっています。
ゆっくりと時間をかけて散策したいですね。
出会いと別れの唄「江差追分」
かもめの鳴く音に
ふと目を覚まし
あれがえぞ地の
山かいな
これは、日本で一番難しい民謡といわれる「江差追分」の本唄です。
独特の節回しに哀愁を帯びた日本一の民謡です。
「江差追分」は、北海道民用として知られますがこの江差町で歌い継がれてき唄です。
昭和52年(1977年)4月13日に国の無形民俗文化財に指定されました。
前唄・本唄・後唄からなる「江差追分」は、本唄が主体となっています。
江戸時代から信州中仙道で唄われた馬子唄がルーツといわれていて、明治時代に信濃川の船唄を本唄の前唄として歌われるようになりました。
大正に入り前唄の後半部分を本唄の後ろに入れると曲の収まりがよいことに気づき、後唄とした歌われるようになったのです。
江差追分会館
「江差追分」を正しく保存伝承するため、昭和57年(1982年)に町民や追分愛好者の厚意によって「江差追分会館」が建設されました。
江差屏風絵を描いた豪華な緞帳が印象的な舞台では、4月末から10月までの毎日、江差追分と地元北海道民謡の実演が行われていますので、時間を合わせてぜひ追分の世界を堪能したいですね。
会館内では、江差追分の源流・変遷・全国大会等を200インチスクリーンで見れたり、江差追分に関することが集められた資料館・また江差追分の指導を受けれる「追分道場」などもあります。
★「江差追分」実演時間
★通常実演
4月29日~10月31日(9月第3金・土・日曜を除く)
11:00、13:00、15:00の3回
江差追分他、唄を披露
★特別実演
GW期間(5月3日~6日)
江差追分・追分踊り・郷土芸能を披露
★休館日
4月1日~10月末までは無休。
11月1日~3月末までは、毎週月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月31日~1月5日)
江差山車会館
北海道で最古の歴史と伝統がある「姥神大神宮渡御祭」。
毎年8月9日、10日、11日に姥神大神宮の神輿3台に供奉する13台の山車(江差では曳き山を「ヤマ」と呼ぶ)が、それぞれ由緒ある人形、装飾品で飾られ町内の威信をかけて祭囃子の調べにのって町内を巡行します。
「江差山車会館」では、長い歴史と伝統を受け継いできた13台の山車の中から2台を1年交代で常設展示しています。
★「江差追分会館」「江差山車会館」
★所在地
〒043-0034
北海道檜山郡江差町字中歌町193-3
電話番号 (0139)52-0920
★入館料
大人500円 小中高生250円(15名以上の団体は1割引)
※ この入館料で追分会館・山車会館も観覧できます
開館時間 9:00~17:00
北海道最古の祭り! 380年続く「姥神大神宮渡御祭」
江差町にある「姥神大神宮」は、北海道最古の神社として知られています。
創立年代は不詳ですが、言い伝えでは約570年前の文安4年(1447年)だとされています。
毎年行われる例大祭は、大変な人気で特に毎年8月9日から11日までの3日間行われる「姥神大神宮渡御祭」は、約380年の歴史を持ち蝦夷地最古の祭りとして人気があります。
この祭りは、当時のニシン漁の豊漁を祝うために始まりました。
祭りでは、13台の豪華な山車(ヤマ)や神輿が町中を練り歩きます。
山車には武者人形や能楽人形、歌舞伎人形などが飾られ、屋台に高く青木(トドマツ)を立てて神の依代とすることを「ヤマを立てる」といい表します。
1751~1764~1764年)に作られた神功山をはじめとする、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配した豪華な13台のヤマが、吹き流しや錦の御旗をひるがえし、流暢な祇園囃子の調べにのって町内を練り歩きます。
神輿は3基あり、山車が神輿のお供をする形で、初日に下町を、2日目に繁華街を中心とした上町の路地をくまなく回って巡行します。
お囃子の担当は、町内に住む子供たちです。
山車を引くのは、青年や壮年小さな子供たちの姿もあります。
はるか遠い江差のニシン景気を現代に伝える夏の大祭です。
この祭りを見に道内外はもちろんのこと、外国の方もたくさん訪れますし、祭りに参加するために町外に移り住んでる人や学生たちも戻ってきますので、お祭り期間は人口密度が一気に上がる感じがします。
歴史の浅い北海道にあって、日本を代表する神事として誇れる数少ない祭りです。
ぜひ一度訪れては、いかがですか?
「江差町」周辺のおすすめホテル
「江差町」の周辺には、素敵なホテルや旅館があります。
ワークマンハウス江差(2024年9月17日新築オープン)
この「ワークマンハウス江差」は、2024年9月17日 新築オープン したばかり。
長期滞在にぴったりのビジネス宿泊施設です。
アクセスはこちらからご覧いただけます。
お部屋は、シングルルームですが食事も付けれますので、ご家族の旅行などでも利用できますね。
様々なプランはこちらからご覧ください。
ホテルニューえさし
この「ホテルニューえさし」は、いにしえの町江差町で35年も続く老舗ホテルです。
高台にあるこのホテルからは、眺望もよく海に沈む夕景がステキです。
このホテルの総合評価は「3.25」です。( 評価詳細は こちら>> )
いろいろな口コミは、こちらからご覧いただけます。
また、「ホテルニューえさし」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
「江差町」のまとめ
「江差町」は、北海道南部にある古(いにしえ)の歴史が残る風光明媚な町で「江差追分」や「かもめ島」などで有名です。
昔から「ニシン漁」で知られていて、北海道を代表するニシン漁の中心地として繁栄しました。
特に江戸時代後期から明治時代にかけての「ニシン景気」は、「江差の五月は江戸にもない」と謳われたほどです。
「ニシン漁」で栄えた江戸時代からの風情が色濃く残る町並みや、伝統的な建築物が多く立ち並ぶ「いにしえ街道」などは、歴史好きにはたまらない魅力です。
江戸時代にはニシン漁と北前船による海上交易で大いに栄えました。
食料品や衣料品、調度品、嗜好品だけでなく、文化や人、技術などさまざまなものが海を渡って江差にやってきたのです。
江差町の歴史はとても古く、1189年に本州から藤原一族が上陸したのが始まりともいわれています。
江戸時代にはニシン漁と北前船による海上交易で大いに栄えました。
食料品や衣料品、調度品、嗜好品だけでなく、文化や人、技術などさまざまなものが海を渡って江差にやってきたのです。
当時の江差は北海道を代表する港町でした。
江差今も当時の風情を残す貴重な建物や、江差追分、姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)といった文化が息づいています。
有形無形の文化遺産が、江差の歴史と魅力を今に伝え続けているのです。
また、かもめ島や道の駅から見る夕日も人気です。
「江差町」は、平成29年(2017年)4月28日に北海道で初めての「日本遺産」に認定されました。
「日本遺産」は、地域にあるさまざまな遺産を一つのテーマや物語でまとめ、それを活用して地域を元気にすることを目的としています。
遺産や文化を守るだけでなく、それを通じて地域の魅力を高める取り組みです。
江差町の掲げる日本遺産のストーリーは。
「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」というタイトルのストーリーで江戸時代にはにしん漁と北前船による海上交易で栄えた当時の風情は、今も伝わっています。
貴重な建造物や江差追分、姥神大神宮渡御祭など、有形無形関わらず多くの文化が息づいています。
中歌、姥神町一帯の旧国道沿い地区の「いにしえ街道」は、この辺りにあった、檜材とニシン取引に関連した問屋、蔵、商家、町屋や社寺などの歴史的建造物、史跡、旧跡。
数多く残されていた建物を整備し歴史ある建物を探勝しながら、瓦屋根や木造家屋の素朴な美しさを楽しめる観光スポットです。
昭和52年(1977年)4月13日に国の無形民俗文化財に指定された、「江差追分」は、独特の節回しに哀愁を帯びた日本一の民謡です。
前唄・本唄・後唄からなる「江差追分」は、本唄が主体となっています。
江戸時代から信州中仙道で唄われた馬子唄がルーツといわれていています。
「江差追分」を正しく保存伝承するため、昭和57年(1982年)に「江差追分会館」が建設されました。
舞台では、4月末から10月までの毎日、江差追分と地元北海道民謡の実演が行われ、館内では、江差追分の源流・変遷・全国大会等を200インチスクリーンで見れたり、江差追分に関することが集められた資料館もあります。
また江差追分の指導を受けれる「追分道場」などもありますので「江差追分」の世界を十分堪能できます。
隣接して建てられた「山車会館」には、北海道で一番歴史のある「姥神大神宮渡御祭」に供奉する13台の山車(江差では曳き山を「ヤマ」と呼ぶ)の中から2台を1年交代で常設展示しています。
江差町にある「姥神大神宮」は、北海道最古の神社として知られています。
創立年代は不詳ですが、言い伝えでは約570年前の文安4年(1447年)だとされています。
毎年行われる例大祭は、大変な人気で特に毎年8月9日から11日までの3日間行われる「姥神大神宮渡御祭」は、約380年の歴史を持ち蝦夷地最古の祭りとして人気があります。
祭りでは、13台の豪華な山車(ヤマ)や神輿が町中を練り歩きます。
山車には武者人形や能楽人形、歌舞伎人形などが飾られ、屋台に高く青木(トドマツ)を立てて神の依代とすることを「ヤマを立てる」といい表します。
1751~1764~1764年)に作られた神功山をはじめとする、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配した豪華な13台のヤマが、吹き流しや錦の御旗をひるがえし、流暢な祇園囃子の調べにのって町内を練り歩きます。
神輿は3基あり、山車が神輿のお供をする形で、初日に下町を、2日目に繁華街を中心とした上町の路地をくまなく回って巡行します。
お囃子の担当は、町内に住む子供たちです。
山車を引くのは、青年や壮年小さな子供たちの姿もあります。
この祭りを見に道内外はもちろんのこと、外国の方もたくさん訪れます。
「江差町」と周辺のおすすめホテル情報もご紹介しました。
江差町を訪れる際には、町に泊まって絢爛豪華な絵巻物を最後までご覧ください。
ぜひ、いにしえの町、江差町を堪能くださいね!