「静内町」は、平成18年(2006年)3月31日にそれまでの「静内町」と「三石町」が合併して誕生した『新ひだか町』にあります。
北海道の南部、日高地方にあり「静内町」が『新ひだか町』の中心です。
日高地方は、軽種馬の生産が盛んでシンザン・オグリキャップ・トウショウボーイなど数多くの名馬が輩出されています。
静内川、有良川、捫別川、布辻川、三石川、鳧舞川の流域地帯を除くとほとんど丘陵地帯です。
日高山脈を源とした河川は、まちを北から南に横断し、耕地を潤し太平洋に注いでいます。
流域は地味肥沃で農業地帯として知られています。
東部には、アルピニストのあこがれの的である秀峰ペテカリ岳をはじめとする日高山脈をまじかに望めます。
南部には雄大な太平洋、丘陵、川など豊かな自然に恵まれた環境の中にあります。
桜の名所の「二十間道路桜並木」や、サラブレッドの産地として知られる「静内町」。
今回は、そんな静内町の「二十間道路桜並木」「競走馬」や「町の歴史」。
また、観光拠点となるおすすめのホテルもご紹介します。
春の絶景!「静内町」二十間道路桜並木
「静内町」にある「二十間道路桜並木」は、日本屈指の桜の名所として知られています。
1919年に山桜1600本、ドイツトウヒ32万本を植樹したのが始まりです。
直線約7kmにわたって桜が咲き誇る壮観な景色でまるで桜のトンネルをくぐるような感じ!
約36メートルの幅の道の両側に約3000本ものエゾヤマザクラが咲きます。
名前の「二十間」とは道路の幅のことです。
特に見頃は5月上旬〜中旬で毎年、桜まつりが行われ、多くの観光客でにぎわい、地元グルメの屋台も登場します。
今でこそ桜の名所として知られる「二十間道路」ですが、その始まりは明治5年(1872年)に遡ります。
北海道開拓使長官黒田清隆により、北海道産馬の改良を目的として、約7万ヘクタールの広大な用地に創設されたのが始まりです。
現在は、家畜改良センターとして家畜改良の推進、優良な種畜や飼料作物種苗の生産などがおこなわれいています。
この家畜改良センターの一角に「二十間道路」があります。
昭和61年(1986年)には建設省から「日本の道百選」、平成2年(1990年)には(財)日本さくらの会より「さくらの名所百選」に選ばれています。
静内町周辺に広がる軽種馬牧場
静内町は、国内有数のサラブレッドの生産地としても知られています。
広大な牧場には美しい馬たちがのびのびと過ごしていて、まるで絵本のような風景が広がっています。
日高は、国内軽種馬生産頭数の約8割を占める日本一の馬産地です。
これまでに、中央競馬、地方競馬で歴史に名を残した多くの名馬を産みだしてきました。
明治時代に政府が馬の改良を目的として種馬牧場を設置し、日高地方もその拠点の一つとなりました。
戦後の競馬ブームと減反政策の影響で、水田を牧草地に転作する農家が増え、馬産地としての地位が確実なものとなりました。
広大な土地が安価で手に入りやすく、北海道の中でも温暖で降水量が少ないため、牧草が育てやすいからです。
また、太平洋側の寒流の影響で霧が発生しやすく、サラブレッドを快適な環境で育てられることも理由の一つです。
その後、日高は軽種馬飼育の技術や伝統、サラブレッド血統が引き継がれてきました。
そうして、今日の馬産地としての地位が確立されたのです。
現役を引退した名馬たちを見ることができる「優駿(ゆうしゅん)スタリオンステーション」。「うらかわ優駿ビレッジAERU」では乗馬体験も可能できるので、一度は訪れたい馬好きスポットになっています。
静内町の歴史
静内の地名は、アイヌ語で「シュッナイ」と呼ばれ「広い川のある沢」という意味です。
寛永10年(1634年)頃に静内川の上流に砂金採取のために、和人が入植したといわれています。
この地は、自然の条件に恵まれたためか、江戸時代から交易の拠点として栄え、明治以降は開拓とともに発展しました。
明治4年(1871年)に徳島藩の家老稲田邦種とその家臣・家族546人が、3隻の汽船で現在の元静内に上陸しました。
しかし、そこに保管してあった家財道具が火災で焼失するなどの災難が続きました。
その後開拓者たちは、野生の馬をとらえ馬の質の向上をはかった歴史が、馬産地静内を生むきっかけになりました。
静内神社や、郷土資料館などでは、町の歴史を知ることができます。
また町には、当時の人々の足跡を垣間見れる史跡や記念碑などを見ることが出来ます。
「静内」付近のおすすめホテル
「静内」でお花見をしたり、広々としたぼくっ場を見るのにおすすめのホテルをご紹介します。
みついし昆布温泉 蔵三
「みついし昆布温泉 蔵三」は、新ひだか町三石にある道の駅に隣接した、食事と温泉が自慢のお宿です。
総合評価4.70の高評価の人気のお宿です。
夕食は、ボリュウム満点で食べきるのが大変だったという人もいるほど・・・
少量コースのプランもあります。
地元食材をメインに「前浜の魚介」や地元「みついし牛」を使った料理は、こちらからご覧いただけます。
内湯には、ジャグジー風呂などもありますが人気は何といっても露天風呂。
太平洋を見ながらのんびり入れる舟形のお風呂。太平洋に沈む夕日や満天の星を見ながらリフレッシュできます。
静内エクリプスホテル
「静内エクリプスホテル」は、朝食が美味しいと噂のホテルです。
馬産地「静内」にありますので、「メロディーレーン号」「タイトルホルダー号」のプレミアムなお部屋もあります。
全室シーリー社製マットレスが使われたお部屋は、人気でシングルルームから和室まで多彩なお部屋が準備されています。
お部屋の様子はこちらからご覧ください。
80種類の品数もどれを食べようか悩んでしまいますが、宿泊特典も昼食用のおにぎりも人気なんですよ。
ホテル アネックス イン
「ホテル アネックス イン」は、お部屋がゆったりしていてリーズナブルな価格で人気があります。
お部屋は、シングルルームやツインルームなどいろいろなタイプから選べます。
こちらからご覧ください。
巣から蜂蜜をとる機会なんてなかなかありませんから、1回は試してみたいですね。
【北海道・静内町】のまとめ
「静内町」は、平成18年(2006年)3月31日にそれまでの「静内町」と「三石町」が合併して誕生した『新ひだか町』にあります。
日高地方は、軽種馬の生産が盛んでシンザン・オグリキャップ・トウショウボーイなど数多くの名馬が輩出されています。
「静内町」にある「二十間道路桜並木」は、日本屈指の桜の名所として知られています。
1919年に山桜1600本、ドイツトウヒ32万本を植樹したのが始まりです。
直線約7kmにわたって桜が咲き誇る壮観な景色でまるで桜のトンネルをくぐるような感じ!
約36メートルの幅の道の両側に約3000本ものエゾヤマザクラが咲きます。
昭和61年(1986年)には建設省から「日本の道百選」、平成2年(1990年)には(財)日本さくらの会より「さくらの名所百選」に選ばれています。
静内町は、国内有数のサラブレッドの生産地としても知られています。
広大な牧場には美しい馬たちがのびのびと過ごしていて、まるで絵本のような風景が広がっています。
現役を引退した名馬たちを見ることができる「優駿(ゆうしゅん)スタリオンステーション」。「うらかわ優駿ビレッジAERU」では乗馬体験も可能できるので、一度は訪れたい馬好きスポットになっています。
静内の地名は、アイヌ語で「シュッナイ」と呼ばれ「広い川のある沢」という意味です。
自然の条件に恵まれたためか、江戸時代から交易の拠点として栄え、明治以降は開拓とともに発展しました。
明治4年(1871年)に徳島藩の家老稲田邦種とその家臣・家族546人が、3隻の汽船で現在の元静内に上陸しました。
その後開拓者たちは、野生の馬をとらえ馬の質の向上をはかった歴史が、馬産地静内を生むきっかけになりました。
また町には、当時の人々の足跡を垣間見れる史跡や記念碑などが数多く残っています。
今回は、「二十間道路桜並木」「競走馬」や「町の歴史」。
また、観光拠点となるおすすめのホテルもご紹介しました。
「静内」では、桜のトンネルを歩いたり、馬とふれあい、静かな歴史に触れる旅を楽しめます。
忙しい日常を忘れてゆったりと過ごせる癒しの場所ですね。
北海道旅行の際には、付近のホテルに宿泊してリフレッシュが出来る日高路にぜひ足を延ばしてみてみてください。