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札幌市民の憩いの場・木漏れ日降り注ぐ大通り公園散策でその魅力発見

ガイド歴20年 ゆめ
ガイド歴20年 ゆめ

皆様、今回は札幌市民の憩いの場大通公園をご案内いたします。

西1丁目にあるテレビ塔から始まり13丁目の札幌市資料館までのコースです。
ゆっくりと歩くもよし、車窓から眺めるもよし札幌の街並みをお楽しみください。

さて、そろそろ出発のお時間でございます。

準備が出来ましたら出発いたします。

発車オーライ!!

大通公園

市の中央を西2丁目から12丁目まで、東西を貫く巾65メートルのグリーンベルトは、一般に大通公園として知られています。
南・北大通りを合わせますと105メートルもの幅があり、市民のいこいの場として親しまれております。

季節ごとに花壇には、きれいな花が咲き乱れ、お昼休みともなると大勢のサラリーマンや買い物帰りの方などのオアシスとなり、街行く人達も足を止め一休みするのでございます。

札幌市は、この大通りを境にして南と北に分けられ、東と西は創成川を境として分けれております。
この大通りは明治4年(1871年)に、火防線として広い道路を造ったのが始まりで、明治6年(1873年)に手拭やシャツを景品に札幌競馬が初めて行なわれたのもこの大通りだそうです。

また冬は、この大通り公園を中心に繰りひろげられます雪まつりは有名で、冬の北海道観光のシンボルともなっております。
春には、ライラックまつり、よさこいソーラン祭りが。
夏には、ビヤーガーデンや北海盆踊りなども行われます。
トウモロコシやじゃがバターの販売などもあり噴水の周り花壇の周りで楽しむ人々の姿が見受けられます。
このきれいな花壇は春と夏に植え付けが行われ、それに合わせて、6月と8月に花壇コンクールが行われていますので、それぞれの園芸店の力作が見られるのです。

さっぽろテレビ塔

札幌のラウンドタワー

テレビ塔は、中心部どこからでも見えるのでとっても良い目印です。

札幌の中央にあるテレビ塔は、昭和32年(1957年)8月札幌におけるテレビ放送(NHK)開始を機に総工費三億円で建設されました。

地上147.2メートル地上90メートルのところに展望台がございます。

昭和36年(1961年)テレビ塔の地上から60m(30階相当)に日本で初めての「電光時計」設置点灯されました。

平成18年(2006)11月には、省エネタイプのLEDを採用してリニューアル、塔体西面(大通公園側)にイルミネーションを設置点灯を開始致しました。

展望台からは、眼下には、四季折々の花が咲く大通公園と遠くの日本海や、雄大な石狩平野などを背景に、札幌市全域が広がります。

また、さっぽろ雪まつり、ホワイトイルミネーションなどのイベントも一望することができます。

さっぽろテレビ塔の西側イルミネーションを使用して、テレビ塔を好きなカラーにライトアップしてみませんか?

記念日のお祝いや大切な人へ応援の気持ちを込めた利用もできる個人向けライトアップもあり、コロナ禍でも「密」にならず、来塔しなくても楽しめると人気です。

ライトアップは20分で税込み20,000 円 です

南東部分の3枚のガラスを足元から天井まで続く一枚ガラスに変更いたしました。

そして足元から見える真下の景色と外側に傾いた窓の相乗効果で今までにないスリルが味わえる新名所なっております。

令和2年(2020年)437段ある階段を使った さっぽろテレビ塔階段垂直マラソンが開催されました。

テレビ塔の 1階から展望台入口までの 437段を 2回駆け上がった合計タイムを競う「一般の部」と、階段を歩いて登る「ファミリーウォークの部」が行われたくさんの市民が参加いたしました。

札幌市街で一番高いところにある神社がさっぽろテレビ塔の最上階にございます。

造りは本格的な伊勢神宮をモチーフとした神明造りですが、狛犬部分は、テレビ塔のキャラクター「テレビ父さん」と「母さん」になっている可愛らしい神社でございます。

『石川啄木像』と歌碑 西3丁目

札幌は寔に美しき北の都なり。初めて見たる我が喜びは何にか例へむ。

アカシヤの並木を騒がせ、ポプラの葉を裏返して吹く風の冷たさ。

札幌は秋風の国なり、木立の市なり。

おほらかに静かにして、人の香よりは、樹の香こそ勝りたれ。

大なる田舎町なり、しめやかなる恋の多くありさうなる郷なり、詩人の住むべき都会なり。

 

石川啄木

石川啄木が札幌に訪れた時に詠んだ詩です。

明治40年(1907年)21歳の啄木は、函館・札幌・小樽・釧路と本道漂泊の旅を続けました。
札幌には、秋になった9月の2週間滞在して、北門新報社に勤めております。

大通公園の石川啄木歌碑は、啄木の70回忌にあたる昭和56年(1981年)、石川啄木記念像設立期成会によって建立されたのです。
除幕式は、明治40年、啄木が札幌に移転してきた日と同じ、9月14日に開催されました。

啄木の記念碑建立の機運は、1981年(昭和56年)3月から急速に盛り上がり、わずか6か月間で実現こぎ着けたと言われています。

碑には「しんしんと 幅広き街の 秋の夜の 玉蜀黍の 焼くるにおひよ」の歌が刻まれています。

聖恩碑 西5丁目

西5丁目の中心にある『聖恩碑』(せいおんひ)は、昭和11年(1936年)大演習の時今上天皇をお迎えしたことを記念して、昭和14年(1939年)に建てられました。

碑の正面(東向)には「聖恩無彊」(せいおんむきょう)と刻まれ、高さは約16.3mございます。

「聖恩」とは、「天皇のありがたい恵み。」、「無彊」とは「限りがない」ということで、「天皇の恵みは、限りない」ということを意味しています。

北・東・南の各面にお面のような吐水口がございます。

開拓紀念碑 西6丁目

『開拓紀念碑』は大通公園で最も古い記念碑です。

明治15年(1882年)に開拓使が廃止されたあと、札幌神社の宮司らが中心となって募金を集め、明治19年(1886年)に偕楽園内に建立され、明治34年(1901年)に現在地に移されたものでございます。

題字は王羲之の書から5文字を拾い、刻まれたものだそうです。

ブラック・スライド・マントラ

西8丁目と9丁目の間には道路がなく、元は道路があった場所に、イサム・ノグチ 作『ブラック・スライド・マントラ』がございます。

モエレ沼公園の設計が縁で、大通公園に彫刻を置くことを提案しましたが、市に提案されていたすべり台でもある彫刻作品をどのように置くか、ということでございました。

時間をかけて考えたあと「ここなら置いてもいいね」と指さしたのが、8丁目9丁目の間の道路上でした。

札幌の雪の中でも映えるように黒い石で造るということでした。
公園をつないで、安心して子供達が遊べるように、また、東西南北どの通りからも見えるように、ノグチはマントラを車道と歩道のふちに置くことを望みました。

当初は8丁目に設置されましたが、ノグチ遺志を尊重し、8丁目と9丁目を繋げ、その中心に移されたのです。

芝生の中、少しもりあがったところに「ブラックスライドマントラ」は、建てられました。

「この彫刻は子供たちのお尻で磨かれて完成する」というノグチの言葉どおり、滑り台として遊ぶ子供たちのお尻が彫刻を日々磨いて、黒花崗岩がにぶい光を放っているのでございます。

『黒田清隆』と『ホーレスケプロン』の像

西10丁目には、北海道開拓の恩人『黒田清隆』と『ホーレスケプロン』2つの銅像がございます。

明治四年開拓次官(後の長官)黒田清降は広大な北海道の開拓をするため、アメリカの農務局長をしていたホ ーレス・ケプロンを顧間として招き、総合的な長期計画を立てアメリカの最新技術を使って次々と開拓を推し進めたのです。

その偉業をたたえて開道百年を記念して、昭和42年(1967年)に建立されたものでございます。

マイバウム 西11丁目

『マイバウム』は昭和47年1972年()にオリンピックを開催した札幌市とドイツのミュンヘン市が姉妹都市の提携を結んだ記念として、ミュンヘンから贈られたモニュメントで昭和51年(1976年)に設置したものでございます。

『マイバウム』の飾りは、ミュンヘン市からのプレゼントですが、支柱は市で用意しなければなりませんでした。

ミュンヘン市の『マイバウム』の支柱は、30メートルを超える木を使っていますが、それに匹敵する木を見つけるのが一苦労でした。

当初、支柱は樹齢130年25メートルのエゾマツを切り出して作られました、

昭和56年(1982年)の台風で折れてしまい、木製から鉄製に切り替えられたのでございます。

その後、老朽化で一時撤去、平成13年(2001年)札幌市立高等専門学校の生徒たちが中心となって復元され、新たに立てられました。

「マイバウム」とは、ドイツ語で「5月の木」を意味し、春を迎える喜びを象徴しているのでございます。

札幌市資料館 西13丁目

札幌市資料館は札幌控訴院(のちの札幌高等裁判所)として、大正15年(1926年)に建てられた、歴史ある建築物です。

札幌市資料館は、大正15年(1926年)札幌控訴院として建てられ、戦後札幌高等裁判所として使われていた石造りの建物でございます。

札幌軟石を使用した全国的にも貴重な建物でございます。

現在では札幌市資料館として一般に開放されております。

正面突き出し玄関のヒサシ部分には、日かくしをした女神の顔と、その左右に絆が彫られております。

女神はギリシャ神話に出てくる法の女神(テミス)で、裁判の権威と公平の原則を表わしております。

館内には、北方文学資料や札幌オリンピックの資料、札幌の歴史を物語る貴重な資料が展示されています。

ガイド歴20年<br>ゆめ
ガイド歴20年
ゆめ

皆様お疲れ様でございます。

今回は、札幌市民の憩いの場大通公園をご案内をご案内いたしました。

いかがでしたでしょうか?

一つ一つが物語る札幌の歴史

いつも何気なく見ているけど・・・色々聞くと面白いですね
時間がありましたら、ゆっくりとご覧ください。

名残は尽きませんが、そろそろお別れのお時間となります。

お忘れ物がございませんようにご注意ください。

また、元気にお会いできる事を楽しみにしております。

それではその時まで、したっけね~

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