北海道に行くなら、「小樽市」に行ってみてください。
この小樽市は、北海道の中部に位置し積丹半島から湾曲した石狩湾に面しています。
札幌市からは、約40キロほどの距離で1時間ほどで行くことが出来ます。
小樽市は、古くから北海道の海の玄関口としてしられる港湾都市です。
特に寿司の街として知られていて、市内にはなんと100店舗以上の寿司屋があるんですよ。
この「小樽市」周辺には、観光に便利なホテルや旅館もたくさんあります。
「小樽市」は、観光客にも人気の街です。
市内を歩くと多くの観光客が見受けられます。
そんな「小樽市」の魅力はどんなところにあるんでしょう。
何といっても小樽運河は大変な人気です。
小樽運河は街を流れる水路で、レトロなガス灯がともり石造りの倉庫や建物が立ち並びます。
夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
街を見ると文化財に指定された歴史的建造物が多く残されています。
その昔「北のウォール街」とも呼ばれていた「小樽市」。
「ウォール街」というと、ニューヨーク市のマンハッタン島にある金融街ですが、この小樽にも軒を連ねていた銀行の古い建物がたくさん残っています。
そんな街並みが旅情をそそるんですね。
この記事では、「小樽市」の歴史や小樽運河について、またたくさん残されている歴史的建造物のこと、「小樽市」のアクセス方法などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
「小樽市」の歴史
「小樽市」の歴史は古く縄文時代、8,000 年前にはすでに集落ができ始めていたようで、出土された遺跡で確認されています。
弥生時代には、すでに北方との交流が行われていたようでサハリン製の耳飾りなどが出土しています。
その後小樽にも、アイヌが住む部落ができ、アイヌと和人が交易をする「場所」が複数ありました。
昔アイヌの人たちは、「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)と呼んでいました。
これは札幌と小樽の間を流れていた川が「オタ・オル・ナイ」と呼ばれていたことが由来しています。
江戸時代から明治・大正にかけて小樽は、ニシン漁で湧きました。
江戸時代末期の松浦武四郎の「西蝦夷日誌」によると、島牧のあたりから岩内、積丹、余市、小樽、石狩、増毛、留萌、苫前あたりまで北上していく中で、「運上家」や「鯡(にしん)」の記述が頻繁に登書かれています。
お米の取れなかった北海道は、ニシンを年貢代わりにしていたのです。
小樽周辺のニシン漁は幕末~明治初年まで、年間4万石といわれていました。
1万石は7500トンですから3万トンという大変な量のニシンが押し寄せたのです。
数日の漁で一年間贅沢に暮らせるほどでした。
このころ日本海の沿岸には、網元や漁師たちが寝泊りした居宅兼漁業施設、番屋が建てられました。
その中でも、網元は贅をなした鰊御殿といわれる番屋を建てたのです。
この小樽にも今も残されている鰊番屋があります。
明治政府は、「小樽市」を、物資の供給基地として小樽港の整備しました。
明治13年(1880年)には、北海道で初めての鉄道「官営幌内鉄道」が敷設されました。
ニシン漁も最盛期を迎え出稼ぎ漁夫や移住者などが詰めかけたのです。
この景気は、大正時代も継続し現在歴史的建造物として数多く残る銀行群を見てもうかがうことが出来るのです。
戦後は、エネルギー政策の転換によって石炭の需要低下などによって港の利用は失速してしまいました。
昭和30年代後半になると市街地に本店・支店を構えていた銀行や商社、貿易関係会社の撤退が相次ぎました。
主要産業を失い小樽はすっかり元気がなくなりました。
しかし平成になり町に残された歴史文化の財産を上手に生かし、今では観光の街へと姿を変えたのです。
「小樽市」の人気スポット小樽運河
小樽が繫栄していた大正時代、小樽港には多くの荷物が運ばれてきました。
取扱量が多く運搬作業を効率的に行うために、ハシケとよばれる小型船が、港に停泊している本船から貨物を運び往来するために造られたものです。
海面を埋め立てることによって、できたのが「小樽運河」です。
大正12年完成した「小樽運河」は、戦後になると、港の埠頭(ふとう)岸壁の整備のためその使命は終わりました。
昭和50年ころから「小樽運河」を埋め立てるかどうかの論争が繰り広げられましたが、10年に及ぶ論争の結果、昭和61年に一部を埋立て、幅の半分が道路となり、散策路や街園が整備された現在の姿に生まれ変ったのです。
運河の全長は1140mで、幅は道道臨港線に沿った部分は20m、北部の通称北運河は当初のまま40mとなっています。
散策路には63基のガス灯が設置され、運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されておりレストランなどに再利用されています。
夕暮れ時には、ガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を演出しています。
また冬は、真っ白な雪景色の中に浮かび上がるガス灯の灯りには、幻想的な美しさがあります。
・小樽運河散策路 日没~24:00(6月~8月は18:00~24:00)
・北運河散策路 光センサーで点灯・消灯(6月~8月は18:00~翌朝4:00)
・運河プラザ前ガス灯 日没~24:00
※小樽雪あかりの路期間中は、ガス灯の点灯は15時からです。
・運河倉庫群ライトアップ 日没~22:30
「小樽市」にある歴史的建造物
「小樽市」には、歴史的建造物が至る所にあります。
ニシン漁で繁栄したころの小樽市は、「北のウォール街」といわれたくさんの銀行が建ち並びました。
歴史的建造物というのは、機能・用途・技術・意匠・設計思想などに特徴があり、その存在 が貴重である建築物、土木構造物及びその他の工作物をいいます。
歴史的建造物として登録されている物件は 、小樽市内に96 件もあるんですよ。
日本銀行旧小樽支店金融資料館
約245万個もの大量のレンガが使用されていて、レンガの上にモルタルを塗って石造り風に造られています。
内部に入ると、1階カウンターには大理石が用いられ、2階まで柱のない吹き抜けが圧巻です。
日本銀行の歴史や業務、金融の仕組みなどを分りやすく知ることが出来ます。
日本銀行旧小樽支店金融資料館の館内には、職員の方が常駐しています。
展示エリアでは、質問などにも答えてもえらえますから、気軽に質問してください。
毎日14:00と15:00からは、職員による展示ガイドツアー(日本語のみ)が実施されています。
興味のある方は、ぜひ参加してください。
日本銀行旧小樽支店金融資料館の見学
★入館料 無料
★休館日 水曜日(ただし、祝日の場合は開館)
★開館時間 4月~11月 9時30分~17時
12月~3月 10時~17時(入館は通年で16時半まで)
★住所 北海道小樽市色内1-11-16
★電話 0134-21-1111
明治23年(1890年)に建設が始まり、明治27年(1894年)に完成しました。
増築が重ねられ2つの中庭を囲む大倉庫となりました。
寄棟の瓦屋根に鯱をのせた和洋折衷のデザインで煉瓦造の事務所を中心に左右対称に展開し、全体として優雅な美しさをみせています。「運河プラザ」という名前で、観光案内や土産店として長く活用されてきましたが、老朽化のため閉館しました。観光案内や土産店は近隣に新しく「小樽国際インフォメーションセンター」・土産店「ポートマルシェotarue」として移転しました。
この場所は、小樽港のクルーズ船や観光船が集約される所で、売店や展望テラスなどを併設した注目の観光スポットになりました。
「小樽市」へのアクセス!
この「小樽市」に行くには、新千歳空港まで飛行機で行き、新千歳空港からは、JRの快速列車で行くのが便利です。
「小樽市」へ電車で行く場合
この「小樽市」へ電車で行くなら、最寄駅はJR小樽駅です。
新千歳空港から「快速エアポート」に乗ると、小樽市まで最短75分で、乗り換えもないので便利ですね。
小樽市内での停車駅は、小樽築港・南小樽・小樽の3箇所です。
プラス520円で「Uシート」(指定席)も利用できます。
混雑時でも座れるから安心ですね。
札幌、小樽間の料金 1,910円(普通席)
「小樽市」へバスで行く場合
札幌市から小樽市にばっすで行くのには、札幌発着の「高速おたる号」が早くて便利です。
札幌駅にあったバスターミナルは、北5西1・西2地区市街地再開発事業のため令和5年9月30日で一時閉鎖となりました。
そのため、路上に設置した仮設バス乗降場で乗ることになります。
場所は、赤レンガ(北海道庁旧庁舎)前の赤レンガテラス前になります。
そこから「小樽行き」に乗ってください。
札幌駅から小樽駅まで1時間8分の予定で運行しています。
札幌駅から小樽駅までは、大人片道730円 往復1,360円です。
「小樽市」へ自動車で行く方法と駐車場
小樽札幌間を車で移動する場合の所要時間は、札幌自動車道経由で50分程度。一般道を使うと、1時間10分程度です。高速料金は800円ほど。
小樽札幌間を車で移動する場合の所要時間は、札幌自動車道経由で50分程度で一般道を使うと、1時間10分程度です。
高速料金は800円程度です。
観光地を見て歩くんなら断然車がいいですね。
駐車場
小樽市内には、有料駐車場がたくさんありますから心配はいりません。
ホテルなどに泊まるときには、駐車場も完備されているところが多いです。
「小樽市」周辺のおすすめホテル
「小樽市」の周辺には、素敵なホテルや旅館がたくさんありますので、おすすめのホテルをご紹介しますね。
運河の宿 おたる ふる川
この「運河の宿 おたる ふる川」は、小樽運河に面した立地で運河に面した4階以上のお部屋から、四季折々の運河の姿をお部屋にいながら楽しむことが出来ますしお散歩にもいつでも行けますから便利ですね。
一番の特徴は、スッタッフのサービスの良さで、痒いところに手が届く感じです。
道内にふる川は3軒ありますがどの宿もおいしいお料理と心のこもったサービスが有名で、のんびりゆっくり過ごしたい人におすすめです。
ゆっくりくつろげるお部屋の写真はこちらからご覧いただけます。
手足を伸ばして入れる温泉があります。
朝食も夕食も大人気です。
一例ですが参考にしてください。
クールイン小樽
この「クールイン小樽」は、小樽市花園町にあります。
一番の特徴は一棟貸ですから、2名から8名まで泊まれるんです。
グループ旅行などにもぴったりですね。
小樽は、おいしいお寿司屋さんが立ち並ぶ寿司屋通りが有名で、折角の旅行だから、地元のおいしいものを食べた人におすすめです。
「クールイン小樽」からは、徒歩圏内ですからぜひ行ってみたいですね。
3階建てでキッチンはもちろん完備、ベッドルームも素敵です。
イビススタイルズ札幌
この「ホテルソニア小樽」は、小樽でも有数の観光地「小樽運河」に面して建つホテルです。
一番の特徴はホテルからの景色で、7割のお部屋が運河に面していますのでお部屋から素敵な景色を見れるのです。
ゆったりとしたモダンなお部屋も人気です。
お部屋の様子はこちらからご覧ください。
小樽市は、新鮮な海産物が有名で、特にお寿司は人気がありますが、1階にお寿司屋さんもありますので海産物を食べたい人におすすめです。
朝食もビュッフェ形式で美味しい海鮮丼も食べれて大人気です。
「小樽市」のまとめ
石狩湾に面した小樽市は、札幌市から、約40キロほど1時間くらいで行くことが出来ます。
特に寿司の街で知られており、市内に100店舗以上の寿司屋があります。
「小樽市」は、観光客にも人気の街で街を流れる水路小樽運河、文化財に指定された歴史的建造物など楽しめるスポットがたくさんあります。
「小樽市」の歴史は古く縄文時代から続き昔アイヌの人たちは、「オタ・オル・ナイ」(砂浜の中の川)と呼んでいました。
これは札幌と小樽の間を流れていた川が「オタ・オル・ナイ」と呼ばれていたことが由来しています。
江戸時代から明治・大正にかけて小樽は、ニシン漁で湧きました。
お米の取れなかった北海道は、ニシンを年貢代わりにしていたのです。
このころ日本海の沿岸には、網元や漁師たちが寝泊りした居宅兼漁業施設、番屋が建てられましたが、網元は贅をなした鰊御殿といわれる番屋を建てたのです。
この小樽にも鰊番屋は、今も残されています。
この景気は、大正時代も継続し現在歴史的建造物として数多く残る銀行群を見てもうかがうことが出来るのです。
昭和30年代後半になると市街地に本店・支店を構えていた銀行や商社、貿易関係会社の撤退が相次ぎ、主要産業を失った小樽はすっかり元気がなくなりました。
しかし平成になり町に残された歴史文化の財産を上手に生かし、今では観光の街へと姿を変えたのです。
今回は、小樽市の歴史や小樽運河、鰊御殿で繁栄した小樽に建てられた歴史的建造物や小樽市へのアクセス。
また、周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
小樽市を訪れる際には、ぜひ参考にしてくださいね。
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