函館市の高台に建つ「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」
毎日観光バスが並びたくさんの人が訪れますので、まるで函館市の普通の観光スポットかと思うくらいです。
しかし、「トラピスチヌ修道院」には、たくさんの修道女が暮らし。
規則正しく祈りがささげられているのです。
この「トラピスチヌ修道院」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
函館山と中心市街地を挟んで対面する丘の上に立つ洋風三層楼の建物が、「トラピスチヌ修道院」です。
緑の屋根、赤レンガの建物、奥ゆかしいスズランの香りとともに、朝に夕べにあの丘から流れるアンジェランスの鐘の音は、80余名の修女の祈りを込めて、私達に敬けんの念を抱かせるのでございます。
あくまでも修道院ですから静かに見学したいですね。
そんな「トラピスチヌ修道院」について、修道女の暮らし・園内の見どころ。
そしてここでしか買えないお土産などをわかりやすくご案内します。
天使の聖母 トラピスチヌ修道院の生活
ローマ・カトリック教の一派、トラピスト教団の経営する修道院です。
別名「天使園」とも呼ばれています。
明治31年(1898年)フランスのマリア・ビアンオアン他7名が、日本で始めての女子観想修道院として創立した「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」です。
「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」ちょっと難しいですね一般的には「トラピスチヌ修道院」と呼ばれています。
よく間違える方もいますが、「トラピスト修道院」と間違える方もいらっしゃいますが、「トラピスト修道院」は函館市のお隣北斗市にある男子修道院。
こちらの「トラピスチヌ修道院」は、女子の修道院です。
どんな人が入れるの
この修道院に入ることのできる方は、必ずカトリック信者であること、未婚の女性であること、そして教会の神父様の保証のある人だけが許されるのです。
決して失恋して人生が嫌になったとか、生活に疲れたから入りたいなどの勝手は、許されておりません。
よく修道女に憧れて一時の感傷にひたり、入院希望の方があるそうですが、そのような方はおそらくこの厳しい修行にはたえてゆけないのではないでしょうか。
生活
聖ベネデクとの厳しい規律を守り、一般社会とのすべての交渉を絶って、無言のお祈りと奉仕生活が続けられています。
奉仕生活は、お祈り7時間、労働5時間、睡眠8時間半、その他は読書などに当てられています。
日常生活は、3時半に起床してから19時45分の就寝眠りにつくまでのおよそ16時間は、厳しい三誓願すなわち清貧、貞潔、従順のもとに歌い祈りかつ労働しながらその生涯を神に捧げるのです。
また沈黙は、重要な規律の一つです。
お話は一切手振りで行われ、肉親との面会も1年に1度か2度しか許されていません。
この丘から流れる鐘の音も、聖歌も万国万世を通じて定まった時間に行われているのです。
トラピスチヌ修道院の園内の見どころ
前庭や売店併設の資料室の見学をすることができます。
資料館では院内での生活や修道院の歴史などを知ることができます。
面積およそ50ヘクタールの広大な敷地の中で、農業や酪農も行っています。
生計を立てるための収益事業として、お菓子工場でのバター飴やマダレナケーキ作り、またペンダントやカードなどの手工芸品の製作などに励んでいます。
農作業など外に出る機会もありますので修道女の方を見かけることもございますが決して声はかけないでください。
大天使聖ミカエルの像
門をくぐって前庭に入ると見えてくるのが、「聖ミカエルの像」です。
聖ミカエルは天使の最高階級の大天使です。
日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルは、聖ミカエルを。「日本の保護者」と定めたそうです。
フランスから贈られたという「聖ミカエルの像」ですが、風雪で損傷したため、1986年ブロンズで鋳造し直されました。
慈しみの聖母マリア像
「慈しみの聖母マリア像」は聖ミカエル像の奥にあります。
両手をひらいて微笑みを浮かべ、人々を迎え入れる姿の慈しみの聖母マリア像。
この像を作ったのは、彫刻家としても知られるフランスのラ・トラップ修道院(トラピスト修道院発祥の地)のマリー・ベルナルド神父です。
聖テレジアの像
十字架とバラを胸に抱いた「聖テレジアの像」。
「幼きイエスと尊き面影のテレーズ」という修道名をもつ修道女です。
聖テレジアは、15才の時リジューの跣足カルメン会に入った修道女でした。
9年後、24才で生涯を閉じました。
その言葉と行いは模範となって、多くの修道女を導きました
ルルドの洞窟
「ルルドの洞窟」です。
その昔、南フランスの田舎で暮らす少女、ベルナデッタ・スビルーの前に聖母が現れました。
心身の病を治癒する泉の場所についてお告げしたとして知られる「ルルドの洞窟」という伝説の地です。
「ルルドの聖母」とも呼ばれる世界的にも有名なカトリックの巡礼地、それがこのトラピスチヌ修道院の奥深くにある林の中に再現されています。
トラピスチヌ修道院で購入できるお土産
売店と資料館が一緒になった建物です。
修道女がつくる手づくりお菓子。
シンプルな素材を使った「マダレナケーキ」や「クッキー」「バター飴」
ペンダントやカードなどの手工芸品もありお土産に人気です。
お土産でもらった函館トラピスチヌ修道院のマダレナ。ほんとに美味しい。また行きたいなー😋#羊飼いしゃんエアお茶会 #勝手にエアお茶会 pic.twitter.com/5V8MaMuekD
— あーちゃん@羊飼い (@jinkun_love_17) October 23, 2021
見学できる時間・駐車場
入り口の門は、開閉されますので見学できる時間は決まっています。
住所 函館市上湯川町346
「入場門開閉、売店・資料館開館時間」
(3月・4月・10月・11月)8:30~16:30
(5月~9月)8:30~17:00
(12月~2月)9:00~16:00
休日 年末年始
利用料金 無料
駐車場は、はこだて市民の森に有料と無料の駐車場があります。
付近の美味しいお店
トラピスチヌ修道院の付近にある美味しいお店をご紹介します。
はこだて市民の森 売店
トラピスチヌ修道院のすぐ前にあるはこだて市民の森。
ここの売店で売られているアイスクリームが濃厚・口当たりがいい・脂肪分が高いと超人気なんですよ。
月夜のうさぎ
女性に人気のカフェダイニングです。
種類も多くて健康志向。
美味しいランチがいただけます。
付近のホテル
トラピスチヌ修道院の付近にあるホテルをご紹介します。
ホテルテトラ湯の川温泉
「竹葉 新葉亭」は、お部屋で食べれるお料理が美味しいと評判の純和風のお宿です。
湯の川温泉 笑 函館屋
入れ替えで2つのタイプの温泉を楽しめます。
湯の川温泉 湯の浜ホテル
北海道らしいお料理を好きなだけお腹いっぱい食べれます。
そのほかに、会席料理や特性弁当などお部屋で食べれる料理もあります。
トラピスチヌ修道院のまとめ
函館山と中心市街地を挟んで対面する丘の上に立つ洋風三層楼の建物が、「トラピスチヌ修道院」です。
80余名の修女が生活しています。
ローマ・カトリック教の一派、トラピスト教団の経営する修道院です。
別名「天使園」とも呼ばれています。
この修道院に入ることのできる方は、必ずカトリック信者であること、未婚の女性であること、そして教会の神父様の保証のある人だけが許されるのです。
奉仕生活は、お祈り7時間、労働5時間、睡眠8時間半、その他は読書などに当てられています。
日常生活は、3時半に起床してから19時45分の就寝眠りにつくまでのおよそ16時間は、厳しい三誓願すなわち清貧、貞潔、従順のもとに歌い祈りかつ労働しながらその生涯を神に捧げるのです。
この丘から流れる鐘の音も、聖歌も万国万世を通じて定まった時間に行われているのです。
前庭や売店併設の資料室の見学をすることができます。
資料館では院内での生活や修道院の歴史などを知ることができます。
売店では、バター飴やマダレナケーキ作り、またペンダントやカードなどの手工芸品など手作りされたものが販売されています。
前庭には、「聖ミカエルの像」「慈しみの聖母マリア像」「聖テレジアの像」「ルルドの洞窟」なども見所があります。
「入場門開閉、売店・資料館開館時間」は、(3月・4月・10月・11月)8:30~16:30
(5月~9月)8:30~17:00(12月~2月)9:00~16:00で年末年始以外はいつでも無料で見ることができます。
駐車場は、はこだて市民の森に有料と無料の駐車場があります。
今回は、「トラピスチヌ修道院」の見どころや楽しみ方と、その周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
函館に行った時には、絶対見たいスポットですね。
こんな神聖なところを見てみたいと思われた方も多いと思います。
そういう方は、ぜひ足をお運びください。
「函館市」のまとめ記事は、こちらをご覧ください。
その時には、旅の参考にしていただけたら嬉しいです。
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