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とかち鹿追ジオパーク!新種の鉱物「北海道石」と火山やしばれの魅力

最近、観光地に行くと良くジオパークという言葉を耳にしたことがあると思います。

ジオパークとは、地質学や地理学などの地球科学的に意義があり貴重とされる特徴の地質や地形あるエリアのことで、その景観が保護され総合的に管理されています。

平成16年(2004年)にユネスコの支援で世界ジオパークネットワークが発足しました。
各国のジオパーク組織と連携して、認定制度が設けられたのです。

貴重な地質や地形の保全をしたり、その科学教育や観光への利用が目的です。
日本では、平成21年(2009年)8月に洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島の3ヶ所が世界ジオパークとして認定されました。
この3ヶ所が日本で初めてのジオパークです。

「鹿追町」おすすめホテル3選
十勝川温泉 三余庵
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然別峡 かんの温泉
~大雪山の深山の秘湯~13の源泉から11の湯舟があります。源泉100%!加水加湯はありません。/JR 帯広駅よりお車にて約80分
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然別湖畔温泉 然別湖畔温泉ホテル風水
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「とかち鹿追ジオパーク」は、平成25年(2013年)12月、北海道で5つ目の日本ジオパークに認定されました。

今回は、「とかち鹿追ジオパーク」についてどのような特徴があるのか、ジオパークで発見された貴重な石「北海道石」やジオパークの中心になる然別湖などについてご紹介します。

とかち鹿追町ジオパークとは

平成25年(2013年)国内で33番目、北海道で5番目のジオパークに認定された「とかち鹿追ジオパーク」。
認定範囲は鹿追町全域です。

鹿追町は、北海道十勝地方にある面積399.7 平方キロメートル、人口5000人余りの町です。
その面積の北半分が大雪山国立公園で、残りの半分が十勝平野の平地、平地のほとんどが農地です。
産業は酪農と畑作がおもで牛は、乳牛だけで2万頭、肉牛を入れると3万頭、人口の6倍もの牛が飼育されています。
鹿追町は、日中は日当たりがよく夏は、気温が暑くても25度と過ごしやすい町です。
雪はあまり降らないですが、朝晩の冷え込みは厳しく冬の最低気温は、氷点下15度くらいになる日もあります。
1月2月は、真冬日の1日中氷点下の日が続きます。

そんな鹿追町がジオパークの認定を受けたのは、なぜでしょう?

然別湖の周辺では、約100万年前から1万年前までの長い時間をかけ、火山活動が繰り返されました。
この噴火活動が、鹿追の大地をつくり、川をせき止めて然別湖を誕生させたのです。

これらの出来事と北海道内でも特に寒冷な気候が作り出したものは、特異な地形とまるで「氷期の博物館」と呼べるような生態系です。
「火山」と風穴に象徴される「凍れ(しばれ)」「生命を育む大地」と、3つのテーマがとかち鹿追ジオパークの特徴です。
「凍れ(しばれ)」というのは、北海道の方言で「すごく寒い」ということで厳しい寒さですね。

然別火山群は、約1万~4万年前の噴火活動によって誕生しました。
東西のヌプカウシヌプリをはじめとする火山は、富士山のように同じ火口から噴火して溶岩が流れたのではなく、お餅が膨れるようにしてできた溶岩ドームで、川が流れていた谷がせき止められて誕生したのが然別湖なのです。
そのような火山の大地と寒冷地、そして教育や観光などの特色ある町づくりをジオパーク活動のテーマとしています。

とかち鹿追ジオパーク ジオパークビジターセンターでは、「~火山と凍れ(しばれ)が育む命の物語~」をテーマに、十勝や鹿追の大地がどのようにしてできて、そこで人や生き物がどんな暮らしをしているのかなどをプロジェクションマッピングなどを見ながら土地や自然のなりたちを楽しく学べます。
職員が常駐していますので、来館者の年代や興味に合わせて展示内容を丁寧に解説してもらえます。

4年に一度、日本ジオパークの再認定審査が行われます。
ジオパークの活動が質・量ともに充実しているかを審査します。
活動の進捗状況を確認し、質の向上のために現地調査をして確認するのです。
ジオパークに指定されたから終わりではなく、その後も大事なのですね。

鹿追町で大発見!北海道石

然別火山群の山中にはオパールが産出する場所があることが昔から知られています。
鹿追のオパールは、温泉水に含まれる二酸化ケイ素が沈澱・濃集して生まれたもので、かつての火山活動の産物です。
約1万~4万年前の噴火活動は、温泉と共に貴重な鉱物を作り出したのです。

鹿追町のオパールから新種の鉱物が見つかりました。
普段見ると変哲もないような石ですが、紫外線の光が当たると青・緑・黄色などに光ります。
この鉱石は、上川管内愛別町でも見つかっています。

令和5年(2023年)1月、国際鉱物学連合に新種の鉱物が承認・登録されました。
約6000種ほどある鉱物の中でも珍しい有機鉱物という種類です。
新種鉱物は、「北海道石」と名付けられました。
石はオパールという鉱物で、その中に少量の北海道石が閉じ込められています。

この「北海道石」が含まれたオパールがある産地全体が光るそうです。
産地全体が光るという例は今のところ他では見つかっていません。
範囲がとても小さく、学術的価値が高いところから鹿追町指定文化財に指定されました。

現在は、遺産保護のため産地には許可がないと立ち入りできませんし、国立公園内の第3種特別地域で保安林にも指定されており環境省と林野庁の許可なしで岩石は採取できません。
しかしネット販売などが後を絶たないため、町指定文化財(町天然記念物)に指定して保護することにしました。

鹿追町の然別湖周辺の貴重な生態系

30万年前に始まった火山活動で誕生した山が、川をせき止めて誕生したのが然別湖です。
森は、北極圏によく似ていて多種多様な動植物が暮らしています。
「火山」「凍れ(しばれ)」「生命を育む大地」の、3つのテーマを学ぶことができます。

「火山」
約30~10万年前という古い時代から、然別湖周辺の山の中では火山活動が始まり、南ペトウトル山・北ペトウトル山がつくられました。
成層火山と呼ばれる、同一の火口からの複数回、噴火が起こり、溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山です。
西ヌプカウシヌプリ・東ヌプカウシヌプリ・白雲山・天望山は約6万年前~1万年前の火山活動によって誕生しました。
これらの山々は、粘り気の強い溶岩が噴出後流れずにその場で盛り上がって溶岩ドームができた火山です。

然別火山群の山中には、大きな岩がゴロゴロと積み重なった地形があります。
専門用語で岩塊斜面(がんかいしゃめん)またはガレ場と呼ばれているこの地形は、溶岩が崩れてできたものです。
ガレ場は、「ナキウサギ」の生息地としても知られています。

「凍れ(しばれ)」
然別湖周辺の山々の地下には年中凍り続け、夏でも溶けない永久凍土があることがわかっています。
永久凍土がつくられるのには、冬はマイナス30℃、夏でも5℃近くまで下がるこの然別湖の気候が関係しています。
この永久凍土の冷たい空気が、岩の隙間から吹き出ています。
この風の出る穴を風穴といい、然別湖周辺は国内最大級の風穴(ふうけつ)地帯となっています。
風穴周辺の冷たく湿ったところには、苔や高山植物、アカエゾマツが茂っています。
国の天然記念物に指定されている蝶のカラフトルリシジミも生息しています。

「生命を育む大地」
然別湖には、然別湖固有の魚「ミヤベイワナ」が生息しています。
元々は、川で暮らしていたオショロコマですが、火山活動で川がせき止められたため、湖で生き残るために独自の進化を遂げたものです。
然別湖の北部水域と流入するヤンベツ川は、ミヤベイワナの生息地として北海道の天然記念物に指定されています。
また、氷河時代の遺物「エゾナキウサギ」の生息地としてもしられています。

とかち鹿追町ジオパーク近くにある美味しいお店

大草原の小さな家

地元で採れた新鮮な食材をふんだんに使って、素材本来の味を大切にした調理方法を心がけて作られた料理が並ぶ、田舎料理バイキングのお店です。

手作りだからお子さんにも安心ですね。
名物の鹿追そばからアイスクリームまで種類も豊富です

 

お菓子のアトリエ しかおい roku. (ロク)

大草原の小さな家のお隣にあります。

1つ1つの材料にこだわって、地元のおいしい乳製品・卵・果物などを使いひとつづく心を込めて作られたケーキや焼き菓子が並びます。

大きな窓のカフェが併設されていて、は春は桜・夏は新緑・秋は紅葉・冬は雪景色・・と
北海道の四季の景色を楽しむことができます。

とかち鹿追町ジオパークのまとめ

ジオパークとは、地質学や地理学などの地球科学的に意義があり、貴重とされる特徴の地質や地形あるエリアのことで、その景観が保護され総合的に管理されています。
平成16年(2004年)にユネスコの支援で世界ジオパークネットワークが発足し認定制度が設けられました。
日本では、平成21年(2009年)8月に洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島の3ヶ所が世界ジオパークとして認定され、これが日本で初めてのジオパークになりました。
「とかち鹿追ジオパーク」は、平成25年(2013年)12月、北海道で5つ目の日本ジオパークに認定されました。

平成25年(2013年)国内で33番目、北海道で5番目のジオパークに認定された「とかち鹿追ジオパーク」認定範囲は鹿追町全域です。

鹿追町は、北海道十勝地方にある面積399.7 平方キロメートル、人口5000人余りの町です。
その面積の北半分が大雪山国立公園で、残りの半分が十勝平野の平地、平地のほとんどが農地です。
鹿追町は、日中は日当たりがよく夏は、気温が暑くても25度と過ごしやすい町です。
雪はあまり降らないですが、朝晩の冷え込みは厳しく冬の最低気温は、氷点下15度くらいになる日もあり1月2月は、真冬日の1日中氷点下の日が続きます。

「火山」と風穴に象徴される「凍れ(しばれ)」「生命を育む大地」と、3つのテーマがとかち鹿追ジオパークの特徴です。
火山の大地と寒冷地、そして教育や観光などの特色ある町づくりをジオパーク活動のテーマとしています。
とかち鹿追ジオパーク ジオパークビジターセンターでは、「~火山と凍れ(しばれ)が育む命の物語~」をテーマに、土地や自然のなりたちを楽しく学べます。
職員が常駐していて来館者の年代や興味に合わせて展示内容を解説してもらえます。
4年に一度、日本ジオパークの再認定審査が行われます。
ジオパークに指定されたから終わりではなく、その後も大事なのですね。

令和5年(2023年)1月、鹿追町と愛別町から新種の光る鉱物が見つかり「北海道石」と名付けられました。
鹿追町では、産地全体を町指定文化財(町天然記念物)に指定して保護することにしました。

森は、北極圏によく似ていて多種多様な動植物が暮らしています。
「火山」「凍れ(しばれ)」「生命を育む大地」の、3つのテーマを学ぶことができます。

「火山」
約30~10万年前という古い時代から、始まった火山活動。
然別火山群の山中には、大きな岩がゴロゴロと積み重なった地形、ガレ場と呼ばれているこの地形は、溶岩が崩れてできたものでガレ場は、「ナキウサギ」の生息地としても知られています。

「凍れ(しばれ)」
然別湖周辺の山々の地下には年中凍り続け、夏でも溶けない永久凍土があることがわかっています。
この永久凍土の冷たい空気が、岩の隙間から吹き出る穴を風穴といい、然別湖周辺は国内最大級の風穴(ふうけつ)地帯となっています。
風穴周辺の冷たく湿ったところには、苔や高山植物、アカエゾマツが茂っています。
国の天然記念物に指定されている蝶のカラフトルリシジミも生息しています。

「生命を育む大地」
然別湖には、然別湖固有の魚「ミヤベイワナ」が生息しています。
元々は、川で暮らしていたオショロコマですが、火山活動で川がせき止められたため、湖で生き残るために独自の進化を遂げたものです。
また、氷河時代の遺物「エゾナキウサギ」の生息地としてもしられています。

鹿追町に行った時には、とかち鹿追ジオパーク ジオパークビジターセンターに立ち寄って、然別周辺の特異な姿に触れてみたいですね。

然別湖畔には「然別湖畔温泉 然別湖畔温泉ホテル風水」、背中合わせの然別峡には「然別峡 かんの温泉」とそれぞれ一軒宿があります。
秘境の温泉は、温泉好きにはたまりません。
楽しいアクティビティや温泉と楽しさがぎゅっと詰まった然別湖。

まとめ記事は、こちらをご覧ください。

然別湖を楽しもう!千と千尋の観光スポットや温泉にアクティビティも
北海道の中ほど十勝地方の鹿追町にある然別湖。 北海道で最も高い場所にあり天空の湖とも呼ばれています。 約100万年前から1万年前までの長い時間をかけ続いた、火山活動によってできた自然湖です。 大雪山国立公園内にあるこの湖の周囲は、然別火山群...

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