登別温泉に行ったら、「のぼりべつクマ牧場」に行ってみてください。
この登別クマ牧場は、北海道で屈指の温泉街の登別温泉(のぼりべつおんせん)にあります。
登別温泉街や俱多楽湖などを望む四方嶺(しほうれい)という山の山頂に、国内で初めて作られたクマ牧場です。
「のぼりべつクマ牧場」の歴史は、もともと四方嶺の山頂から太平洋やクッタラ湖の絶景を楽しんでもらおうと、山麓から頂上にロープウエイを作ったのが始まりです。
でも、山頂に夏になると海霧(かいむ・地元の人はガスといいます。)がかかり周りの景色は、何も見えなくなってしまいます。
そのためこのままでは、観光客は来ないと観光施設を作ることにしました。
北海道に生息している野生動物の保護と観察、研究のためという目的で、昭和33年7月に開園したのが「のぼりべつクマ牧場」です。
訪れる人々は、広大な敷地内を散策しながら、クマたちの日常生活を観察したり、餌やり体験を楽しんだりすることができます。
この「登別クマ牧場」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
ヒグマは、北海道だけに生息しています。
国内では一番大きな陸上動物で、オスは最大で体長2m以上で体重は約150~400kg。
メスは、約1.5mで約100~200kgにもなります。
「のぼりべつクマ牧場」では、そんな大きなヒグマが70頭も飼育されています。
「のぼりべつクマ牧場」に行くと、大きいのにそのしぐさの可愛さで、きっとクマたちの虜となるでしょう。
この記事では、「登別クマ牧場」の見どころや楽しみ方などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
「登別クマ牧場」の園内マップ
「のぼりべつクマ牧場」園内マップを見てみましょう。
ロープウエイの山頂駅を出るとすぐあるのが「子グマ牧場」です。
子グマ牧場の隣には「クマ山カフェ」があって、2階には「ヒグマ博物館」、屋上はクッタラ湖が見れる「クッタラ湖展望台」です。
その先は、ユーカラの里になっていて、ユーカラ売店や「ポンチセ」「ポロチセ」があり「生活用具のチセ」もあります。
ロープウエイ乗り場まで戻ってくると、乗り場の前に「クマ山のステージ」(クマのアスレチック)「リスの杜」があります。
ロープウエイ乗り場の隣には、「アヒル小屋」があり「クマのおやつ売り場」もここにあります。
その先は、いよいよ大きなクマの牧場です。
まずあるのがオスが飼育されている「第1牧場」ここには、「ヒトのオリ」もあります。
その隣には、メスが飼育されている「第2牧場」があります。
園内には、案内標識もありますから歩きやすいですよ。
「登別クマ牧場」の見どころ
では、「のぼりべつクマ牧場」の、見どころを一つずつ紹介します。
「のぼりべつクマ牧場」子グマ牧場
ヒグマは交尾期が5~7月にやってきます。
実はメスグマのお腹の中で赤ちゃんが成長するのは約2ヶ月程で、お母さんグマは12月~3月に出産します。
産まれてくる子グマはなんと400~500gくらい、親グマの大きさから比べるとすごく小さく産まれます。
お母さんグマは、冬眠中に出産をしますので、冬眠中は食べ物を全く食べないで子育てをします。
大きく子グマを産んでしまうと、ミルクをたくさん与えなくてはなりませんから赤ちゃんを小さく産むんですね。
こうしてうまれた子グマは、4月の末から11月いっぱいくらいまで、「子グマ牧場」で皆さんを待っています。
最初のころは、本当に小さくてぬいぐるみのような子グマ、飼育員さんからミルクをもらって飲みます。
食べたり、遊んだり、お昼寝したりしながら毎日すくすく成長してだんだんと親グマと同じものが食べれるようになります。
第1牧場(オス)
大きくて大迫力のエゾヒグマのオスがいる牧場です。
オスのヒグマはメスのヒグマと比べてると、動きは少ないです。
5~7月は発情期間です。
このクマ牧場でもそれぞれのクマが頂点を目指す、「ボス争い」が始まります。
力と力の勝負になる事もあり迫力満点です。
何かあった時には、獣医師がいますのでクマ山診療所で治療します。
第2牧場(メス)
メスのヒグマは非常に活発で、愛嬌たっぷりです。
2本足で立ったり、寝そべったりといろいろなポーズでおやつをおねだりあいます。
中には器用なクマもいて、立ち上がってクルッと一回転してアピールしたり、V字バランスでアピールするクマもいるんですよ。
この牧場では、クマの動き、器用さ、賢さなどを観察できます。
第2牧場には冬の期間になると、「好奇心旺盛で遊び盛りな若齢クマ達」が公開されます。
春~秋の期間は、「好奇心旺盛で遊び盛りな若齢クマ達」か「おねだりアピール上手なベテラングマ達」のどちらかが登場します。
じっくり観察できるヒトのオリ
第1牧場には、クマを一番近くで観察できるヒトのオリがあります。
人間が檻の中に入っているような造りになっていて、その周りをクマ達が取り囲みます。
まるで狙われる獲物になったような体験ができます。
また、間近で目や耳、鼻や毛並みなどその特徴をじっくり観察できます。
エサやり体験
アヒル小屋で売られているクマのおやつ
・10個入り200円 ・30個入り500円
第1牧場・第2牧場に行くとクマたちが頂戴ポーズでおやつをねだります。
おねだり上手ほどたくさんのおやつをもらえますから、クマたちもいろいろなポーズを覚えるんですね。
おやつをあげるほうも、アピールの強い子についついあげてしまいますね。
ヒグマ博物館
ヒグマ博物館は生後1日目から成獣までの世代別剥製が展示されています。
これだけの種類のはく製はなかなかないですね。
そのほかにも、骨格標本やクマの起源と歴史や世界の分布状況や人畜の被害状況などもわかります。
ヒグマの習性と生態など興味深い資料が多数展示されていて、クマの一生をつぶさに見ることが出来ます。
「登別クマ牧場」の楽しみ方
「のぼりべつクマ牧場」では、クマたちを見るほかにも、いろいろな楽しみ方があります。
アヒルの競争
大人気のアヒルの競争です。
首にリボンを巻いたアヒルたちが、ゴール目指して疾走します。
1着でゴールするアヒルを見事に的中させると、クマ牧場からオリジナルグッズがもらえます。
「クマ牧場」に行ったほとんどの方が楽しみます。
クマのおやつはここで販売しています。
場所 アヒルレース場
日時 通年開催 ①10:00、②11:00、③12:00、④13:30、⑤14:30、⑥15:30
参加 1羽選択につき200円
リスの杜(もり)
北海道に生息しているエゾリスや、シマリスを飼育展示しています。
とても臆病な動物なので巣箱に隠れることもあり、お目にかかれないこともありますが、会えることを願って足を運んでみて下さい。
ユーカラの里(アイヌコタン)
クマ牧場のもう一つの顔として存在するのがこの「ユーカラの里」です。
ユーカラの里は失われつつある、アイヌの貴重な文化遺産を保存しています。
有形文化財を後世に伝えるため、明治初期の生活様式を忠実に再現しました。
生活資料館には、アイヌ民族が使った貴重な生活用具が展示されています。
ポロチプ(大きな舟)やタマサイ(首飾り)、エチュシ(酒差し)、エムシ(刀)など。
先住民族アイヌの自然と良く調和のとれた生活の知恵を垣間見ることが出来ます。
クッタラ湖展望台
「クッタラ湖」は、周囲8km、面積4.7k㎡、湖面標高258m、最大水深148mの真円形の神秘的な湖です。
ヒグマ博物館の屋上からそのまんまるな姿を展望することができます。
その他にも太平洋、オロフレ峠、来馬岳、遠くは渡島半島や下北半島まで見渡せる素晴らしいパノラマです。
支笏洞爺国立公園の原生林も見所の一つですからお楽しみください。
「登別クマ牧場」周辺のおすすめホテル
「登別クマ牧場」がある登別温泉には、素敵なホテルや旅館がありますのでご紹介します。
登別温泉 滝乃家別館 玉乃湯
この「登別温泉 滝乃家別館 玉乃湯」は、登別温泉老舗の旅館「登別温泉郷滝乃屋」の別館です。
お落ち着い感じのする旅館でさすが「登別温泉郷滝乃屋」の別館。
お料理のおいしさは格別です。
美味しお食事の写真はこちらからご覧ください。
登別 石水亭
この「登別 石水亭」は、温泉街の一番奥のほうにあるホテルです。
静かな環境にありのんびりできるホテルです。
歩いて5分くらいのところにある天然の足湯も人気です。
バイキングや会席料理と選べる料理は、北海道の食材をふんだんに使い美味いと大人気です。
こちらから温泉の写真をご覧ください。
花鐘亭はなや
この「花鐘亭はなや」は、お食事と温泉が自慢の旅館です。
プランによって選べる会席料理の種類が多いです。
お部屋でゆっくり食べれる食事は、こちらをご覧下さい。
口コミもとってもいいのでこちらからご覧ください。
このホテルの紹介記事はこちら>>
「登別クマ牧場」の園内の見どころや楽しみ方のまとめ
「登別クマ牧場」は、登別温泉街や俱多楽湖などを望む四方嶺(しほうれい)という山の山頂に、国内で初めて作られたクマ牧場です。
北海道に生息している野生動物の保護と観察、研究のためという目的で、昭和33年7月に開園したのが「のぼりべつクマ牧場」です。
訪れる人々は、広大な敷地内を散策しながら、クマたちの日常生活を観察したり、餌やり体験を楽しんだりすることができます。
飼育されているのはヒグマで、北海道だけに生息しています。
「のぼりべつクマ牧場」では、大きなヒグマが70頭も飼育されています。
「クマ牧場」には、いろいろな見どころ楽しみ方があります。
「子グマ牧場」4月の末から11月いっぱいくらいまで、生まれたばかりの子熊が皆さんを待っています。
「ヒグマ博物館」ヒグマ博物館は生後1日目から成獣までの世代別剥製が展示されています。
「クッタラ湖展望台」真円形の神秘的な湖「クッタラ湖」などが素晴らしいパノラマです。
「ユーカラの里」ユーカラの里は失われつつある、アイヌの貴重な文化遺産を保存しています。
「リスの杜」北海道に生息しているエゾリスや、シマリスを飼育展示しています。
「アヒル小屋」大人気のアヒルの競争です。
首にリボンを巻いたアヒルが、ゴール目指して疾走、1着でゴールするアヒルを当てます。
「第1牧場」大きくて大迫力のエゾヒグマのオスがいる牧場です。
「ヒトのオリ」まるで狙われる獲物になったような体験ができます。
「第2牧場」メスのヒグマは非常に活発で、愛嬌たっぷりで2本足で立ったり、寝そべったりといろいろなポーズでおやつをおねだりします。
このように「のぼりべつクマ牧場」は、いろいろな事が楽しめますよ。
今回は、「のぼりべつクマ牧場」の見どころや楽しみ方と、その周辺のおすすめホテル情報をご紹介しました。
登別クマ牧場を訪れる際には、全部見て楽しんでくださいね。
ぜひ登別クマ牧場に行ってくださいね!
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