古くから火山の噴火で知られてきた洞爺湖(とうやこ)。
平成12年(2000年)の有珠山の噴火は、まだ記憶に新しい噴火でしょう。
北海道の南西部にある支笏洞爺国立公園のほぼ中心にある洞爺湖は、約11万年前にあった大きな噴火の後に水がたまったカルデラ湖です。
周囲43㎞と大きな湖で北海道にある屈斜路湖、支笏湖に次いで国内で3番目に大きなカルデラ湖です。
洞爺湖は、鏡のように空を写すその美しさは、「名鏡」といわれるのにふさわしい湖です。
この「洞爺湖温泉街」には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。
洞爺湖の南側の湖畔に「洞爺湖温泉街」はあります。
平成20年(2008年)に行われた「洞爺湖サミット」で一躍注目を集めました。
温泉街は、洞爺湖町と壮瞥町にまたがり、ホテルや旅館の数も多くお土産屋さんや足湯などがありとても賑やかな温泉街です。
山側には、今なお噴煙たなびく有珠山(うすざん)や昭和新山(しょうわしんざん)などの活火山が続き、洞爺湖有珠山ジオパークが「世界ジオパーク」の認定を受けるなど活気があふれてます。
そんな洞爺湖温泉街について・洞爺湖温泉の泉質・効能などを詳しくご紹介します。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
北海道屈指の温泉街・洞爺湖温泉の歴史
洞爺湖温泉は、四十三山(よそみやま)と洞爺湖畔の間にかこまれた温泉街です。
平成22年(2010年)に温泉誕生100年を迎えました。
温泉として発展する以前は、30戸ほどのリンゴ園や麦畑に囲まれた小さな部落で、金比羅神社を祭っていたところから、一時金比羅街とも呼ばれておりました。
しかし、明治43年(1910年)に有珠山が突然爆発、四十三山(よそみやま)の噴火でした。
部落は壊滅状態におちいり、住んでいた人々は他の土地に移ってしまいまたので、ほとんど無人の部落となってしまいました。
明治43年(1910年)四十三山の噴火の時に、付近の湖水温度が24℃を示した場所がありました。
活動終了後の大正6年(1917年)三松正夫さん、杉山春巳さん、安西岩吉さんの3人が西丸山北麓湖岸で42℃の源泉を発見しました。
これが洞爺湖温泉誕生の始まりと言われています。
三松正夫さんというのは、後に昭和新山ができた時に昭和新山を購入した方です。
三松さんたちは翌月、北海道庁から利用許可を受け、同年秋には「竜湖館」という温泉宿を始め、洞爺湖の温泉旅館第1号になりました。
アイヌの人たちは、「トー・コタン」と呼んでいました。
〝湖の部落〟という意味でその後も床丹温泉(とこたんおんせん)と呼んでおりましたが湖名にちなんで「洞爺湖温泉」と改称しました。
この頃から「洞爺湖温泉」は、徐々に開発されていきました。
昭和2年(1927年)には、室蘭本線が開通し、虻田からこの湖畔にも鉄道が敷かれ、次第に人に知られるようになりました。
でも戦争のため鉄道が取りはずされたり、二度も大火にあうなどいく度かの困難を克服して発展してきたのです。
その後、世紀の奇蹟といわれる昭和新山や名鏡洞爺湖の観光価値が高まるに従って、ホテルや土産店が数多く建ち並び、昭和24年(1949年)には、支笏湖を含めたこの辺り一帯が国立公園の指定を受けたのです。
温泉街では、平成15(2003)年に魅力ある観光地づくりの一環としてホテル前などを中心に個性ある手湯を設置しました。
手湯が10ヶ所、足湯2ヶ所もあり、多くの観光客が楽しんでいます。
「洞爺湖温泉」の泉質
洞爺湖温泉には、源泉の井戸が12本もあり、深さ60~150メ―トルから汲み上げられて湧出しています。
「洞爺湖温泉」の泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)です。
色は無色透明でちょっと塩味があります。
「洞爺湖温泉」ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の効能
洞爺湖温泉の泉質は、どのような効用があるのか環境省が出している温泉療養のイ・ロ・ハで見てみましょう。
洞爺湖温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。
<浴用>
・末梢循環障害・冷え性・高血圧(軽症)・耐糖能異常(糖尿病)
・高コレステロール血症・胃腸機能低下・関節リュウマチ・自律神経不安定症
・不眠症・うつ症状・筋肉や関節の慢性的な痛みやこわばり
・運動麻痺による筋肉のこわばり・きりきず・皮膚乾燥症
・喘息/肺気腫(軽症)・痔の痛み・病後回復期・疲労回復/健康増進
・うつ状態・皮膚乾燥症・高血圧(軽症)・耐糖能異常(糖尿病)
<飲用>
・便秘・萎縮性胃炎
人浴しては切傷、神経痛、冷症などに効用があるといわれています。
皮膚の表面を柔らかくさせる作用があり、お肌の汚れや余分な皮脂を洗い流すので肌がスベスベになることから「美肌の湯」と呼ばれています。
入浴することにより皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐため、保温効果の高い湯で湯冷めしにくいのも特徴です。
2000年の有珠山噴火で泉質の効能が高まったという説もあります。
遊覧船乗り場に近いホテル・洞爺湖 ホテルグランドトーヤ
洞爺湖にはたくさんのホテルがありますが、遊覧船乗り場に一番近い「洞爺湖温泉 ホテルグランド トーヤ」をご紹介します。
「洞爺湖温泉 ホテルグランド トーヤ」は、ちょっと古いけどキチンお掃除さてていて清潔感のあるホテルでスタッフさんの心使いが素晴らしいとの口コミが多いです。
源泉かけ流しの大浴場には男女ともに「熱めの浴槽」・「温めの浴槽」・「人肌の浴槽」と湯温の異なる浴槽があるので好みで選べますね。
洞爺湖温泉街のお土産
洞爺湖に行ったら絶対買いたい、お土産にもらっても嬉しいスイーツです。
詳しくはこちらをご覧ください。
修学旅行の男子は、絶対に手に取って見たこと間違いなし。
洞爺湖といえば・・・木刀!
詳しくはこちらをご覧ください。
洞爺湖温泉街のまとめ
古くから火山の噴火で知られてきた洞爺湖(とうやこ)。
北海道の南西部にある支笏洞爺国立公園のほぼ中心にある洞爺湖は、約11万年前にあった大きな噴火の後に水がたまったカルデラ湖です。
周囲43㎞と大きな湖で北海道にある屈斜路湖、支笏湖に次いで国内で3番目に大きなカルデラ湖で、鏡のように空を写すその美しさは、「名鏡」といわれるのにふさわしい湖です。
洞爺湖の南側の湖畔にある「洞爺湖温泉街」は、平成20年(2008年)に行われた「洞爺湖サミット」で一躍注目を集めました。
洞爺湖温泉は、四十三山(よそみやま)と洞爺湖畔の間にかこまれた温泉街です。
平成22年(2010年)に温泉誕生100年を迎えました。
明治43年(1910年)四十三山の噴火の時に、付近の湖水温度が24℃を示した場所がありました。
活動終了後の大正6年(1917年)三松正夫さん、杉山春巳さん、安西岩吉さんの3人が西丸山北麓湖岸で42℃の源泉を発見これが洞爺湖温泉誕生の始まりと言われています。
同年秋には「竜湖館」という温泉宿を始め、洞爺湖の温泉旅館第1号になりました。
世紀の奇蹟といわれる昭和新山や名鏡洞爺湖の観光価値が高まるに従って、ホテルや土産店が数多く建ち並び、昭和24年(1949年)には、支笏湖を含めたこの辺り一帯が国立公園の指定を受けたのです。
有珠山の噴火で温泉が湧きだし100年以上、徐々に発展してきた洞爺湖温泉街。
今では、人気の温泉街でとっても活気があります。
「洞爺湖温泉」の泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)です。
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)のお湯は、「美肌の湯」。
切傷、神経痛、冷症などに効用があるといわれていますので、ゆっくりはいってリフレッシュしたいですね。
その時には、旅の参考にしていただけたら嬉しいです。
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