「何もない春です~~」哀愁を込めた歌がぴったりな「襟裳岬」は、北海道日高の南端に突き出た大迫力の岬です。
断崖絶壁と強風に吹かれる「風極の地」として知られています。
岩礁が沖合2 km以上に渡り連なり、自然の雄大さを体感できる絶好のビュースポットです。
岬には、白亜の灯台や風速10 mを体験できる「風の館」。
周辺にはハート型で人気の豊似湖や、断崖沿いを走る黄金道路など、見どころが目白押しです。
壮大な景観と海のパワーを堪能できる襟裳エリアの観光スポットをご紹介します。
引き込まれそうな太平洋の海とおいしい地元の味を堪能できるお宿もご紹介しますね。
襟裳岬周辺の観光スポット
海に突き出た「襟裳岬」。
周りには、視界を遮るものが何もないので水平線で地球の丸さを実感できます。
襟裳岬の突端から太平洋の荒々しい海を見た後は、周辺の観光スポットも見たいですね!
「襟裳岬灯」、「豊似湖」、「百人浜」、「黄金道路」、「百人浜」、「襟裳岬風の館」などのスポットが目白押しです。
襟裳岬灯台は、北海道えりも町の襟裳岬先端に立つ白亜の大型灯台です。
「日本の灯台50選」にも選ばれています。
日本の灯台50選は、平成10年(1998年)11月1日に第50回灯台記念日の行事として、海上保安庁が募集し一般の投票によって選ばれた灯台です。
岬の周辺は沖合で暖流と寒流がぶつかり合い、年間100日ほど海霧が発生するため、海の難所といわれています。
この灯台が、襟裳岬一帯を航行する漁船や貨物船を見守っています。
第二次世界大戦時の爆撃で破壊された灯台は、昭和25年(1950年)2月3日に再建されました。
地上から塔頂までの高さは(灯塔高)13.7メートル、平均海面から灯火までの標高は、73.3メートル。
現在は第3大型フレネル式レンズを使い、光度は72万カンデラ(実効光度)、光達距離22.5海里、約41キロメートルの沖まで照らすことができます。
記念写真スポットとしても人気ですから、ぜひ足を運んでみてください。
豊似湖
いま、えりも町にある秘境の湖「豊似湖(とよにこ)」が人気を集めています。
北海道の銘菓「白い恋人」のコマーシャルで豊似湖が放映されました。
鬱蒼とした原始林の中にたたずむその姿に誰もが息をのみました。
まるで作られたかのようなきれいなハート形、その姿から「ハートレイク」とも呼ばれています。
エメラルド色のハートを埋め込んだように美しく神秘的でここが北海道だとは思いませんでした。
日高山脈襟裳国定公園内で唯一の自然湖で、上空から見るとその形は馬の蹄にも見えることから「馬蹄湖」とも呼ばれています。
周囲1キロメートル、水深は最深部18メートル、森の中の静かな湖です。
湖畔周辺には、氷河時代の遺物といわれ北海道だけに生息するナキウサギが生息しています。
運がよければ「ピキッピキッ」という独特の甲高い鳴き声を聞くことができます。
「豊似湖」に行くのは、公共の交通機関がありませんので、車で行くしかありませんが残念ながら湖畔からはあの美しいハートの形は見れません。
「豊似湖」の絶景をご覧いただけるサイトがありますのでお楽しみください。
駐車場から湖畔までは、200mほど。
足場の悪い自然林の中を歩くので、足元にはくれぐれも気をつけて。
はきなれた靴で行ってくださいね!
百人浜
襟裳岬から庶野にかけて弓なりにのびる砂浜が百人浜です。
この辺りの海岸は、岩礁と断崖が続き砂浜はこの百人浜のみで10kmに渡って砂浜が続きます。
名前の由来は諸説あります。
寛政3年(1791年)には、『東蝦夷地道中記』に、金掘り百人が捕らえられ処刑されたことから名づけられたことが書かれています。
文化13年(1816年)には、えりも沖の海域で南部藩の大型船が大時化に遭って難破し、多くの遺体がこの浜に流れ着きました。
生き残ったわずかな人々も飢えと寒さで命を落とし、その数が100人にのぼったという伝説から名前が付いたとされています。
北海道の命名者である松浦武四郎の『東蝦夷日誌』にも「一夜の時化に大船多く打上、水夫百人死せしを埋めしとも、又往古幌泉土人十勝土人と戦て、其死骸を埋めしとも言り」とあります。
実際、この辺りは深い霧に覆われるため遭難事故も多くありました。
浜辺には遭難した南部藩御用船を供養するため、お経を石に一字ずつ写経した「一石一字塔」が残されています。
この供養塔の裏には、悲しい伝説を持つ周囲400mの小さな沼悲恋沼があります。
アイヌ語の「シ・ト」大きな沼という意味です。
江戸時代、和人の男とアイヌの娘が恋に落ちました。
男は蝦夷地を離れて内地へ帰らねばならなくなり、あの世での再会を誓い別れます。
娘は、この世で結ばれない運命を嘆きつつ涙にくれていました。
しかし、いつの間にか娘の姿は無くなり、その場にある日ポッカリと沼が現れました。
その沼は娘が流した涙の化身と言い伝えられ、誰いうとなく「悲恋沼」と呼ばれるようになりました。
沼から一石一字塔をみたり、百人浜展望台からの眺望や百人浜への散策を楽しめます。
高さ20mの百人浜展望台からは、百人浜や悲恋沼はもちろん、日高山脈まで、360度の大パノラマを楽しむことができます。
近くには、百人浜オートキャンプ場や入浴施設「とまべつ憩いの湯ちゃっぷ」もありますので、キャンプをしながら楽しむのもいいですね。
風速25メートルを体験「風の館」
襟裳岬の風が大変強いことは、よく知られています。
風速10メートルの風が吹く日もあります。
そんな風の強い日が年間260日を超えるといいますからびっくりです。
時には、風速30メートル以上の風が吹く日も決して珍しくありません。
風の館は、その強風を活かした風のテーマ館です。
館内には、ガラス張りの屋内展望台で野生のゼニガタアザラシの姿や季節ごとに表情を変える岬の風景をのんびり眺めることができます。
ミニ博物館・えりもの強風を体感する強風体験ゾーンなどもありますし流木や貝殻などを利用した工作体験も行なっていますので家族連れにもおすすめです。
外に出ると体が飛ばされそうな感覚もありますが、この強風にあおられながら見る景観は、「襟裳岬」でないと味わえません。
危ないなぁ~と思った時には、建物の中から見ると安心ですね!
ほぼ毎日が強風ですから簡単に脱ぎ着できる上着を1枚持っていきましょう。
黄金道路
日高山脈の南端に近い庶野(しょや)から十勝管内の広尾町までの、およそ30キロの海岸道路を「黄金道路」と呼びます。
国道336号線の一区間です。
北海道を南北に走る日高山脈は、襟裳岬で直接海に落ち込みます。
黄金道路のあたりもほとんど垂直に40メートルから50メートルの絶壁となって海に落ち込ます。
海側を見ると絶えず太平洋の荒波が岩をかみ道路にまで海水が押し寄せます。
この道が「黄金道路」と呼ばれるようになったのは、建設に費やされた費用が莫大で、「まるで黄金を敷き詰められるほど、費用が掛かった」として黄金道路と呼ばれるようになりました。
「黄金道路」の工事は、昭和2年(1927年)に始められ完成までに8年の歳月と20名あまりの尊い犠牲者を出し当時の費用で95万円という巨額な費用で建設されました。
途中には数十メートルの断崖から地下水の噴出するフンベの滝や岩肌に咲く高山植物、波の渦巻く太平洋と、今では美しい風景を見ながらの絶好のドライブコースとして知られています。
「襟裳岬」観光に便利なお宿
クリフハウス・柳田旅館
「クリフハウス・柳田旅館」は、100年の歴史を誇るお宿です。
お料理とアンティーク家具・お部屋からの眺望が自慢です。
年間通して活毛かにが食べれます。
ほかにも襟裳の特産品がたっぷり並ぶお料理は、こちらです。
お刺身旅館 さんすいかく
お刺身旅館を謳っているくらいですから絶対の自信をもってお料理を提供しています。
そんな「お刺身旅館 さんすいかく」のお料理はこちらからご覧ください。
お部屋からは、襟裳岬の荒波がすぐまじかに見られます。
お宿周辺の様子はこちらからご覧いただけます。
えりも観光館
「えりも観光館」は、海から昇る朝日を客室から見れると人気のお宿です。
もちろん地元の山海の珍味を味わえるお料理もボリュームたっぷり!
リピーターさんの多いお宿です。
人気の食事はこちらからご覧ください。
あのお料理でこの値段で泊まれるのは、とってもリーズナブルと誰もが思う「えりも観光館」の宿泊プランはこちらからご覧いただけます。
「襟裳岬」の観光スポットのまとめ
「何もない春です~~」哀愁を込めた歌がぴったりな「襟裳岬」は、北海道日高の南端に突き出た大迫力の岬です。
断崖絶壁と強風に吹かれる「風極の地」として知られ沖合2 km以上に渡り連なる岩でが、自然の雄大さを体感できるビュースポットです。
周りには、視界を遮るものが何もないので水平線で地球の丸さを実感できます。
襟裳岬灯台は、北海道えりも町の襟裳岬先端に立つ白亜の大型灯台で、「日本の灯台50選」に選ばれています。
岬の周辺は沖合で暖流と寒流がぶつかり合い、年間100日ほど海霧が発生するため、海の難所といわれていて、この灯台が、襟裳岬一帯を航行する漁船や貨物船を見守っています。
記念写真スポットとしても人気です。
北海道の銘菓「白い恋人」のコマーシャルで豊似湖が放映された、秘境の湖「豊似湖(とよにこ)」が人気を集めています。
鬱蒼とした原始林の中にたたずむなきれいなハート形の湖で、その姿から「ハートレイク」とも呼ばれています。
日高山脈襟裳国定公園内で唯一の自然湖で、周囲1キロメートル、水深は最深部18メートル、森の中の静かな湖です。
湖畔周辺には、氷河時代の遺物といわれ北海道だけに生息するナキウサギが生息しています。
襟裳岬から庶野にかけて弓なりにのびる砂浜が百人浜です。
この辺りの海岸は、岩礁と断崖が続き砂浜はこの百人浜のみで10kmに渡って砂浜が続きます。
名前の由来は諸説ありますが、えりも沖の海域で南部藩の大型船が大時化に遭って難破し、多くの遺体がこの浜に流れ着きました。
生き残ったわずかな人々も飢えと寒さで命を落とし、その数が100人にのぼったという伝説から名前が付いたとされています。
この供養塔の裏にある、周囲400mの小さな沼悲恋沼があります。
この世で結ばれない運命を嘆きつつ涙にくれてた娘が流した涙の化身と言い伝えられ、誰いうとなく「悲恋沼」と呼ばれるようになりました。
沼から一石一字塔をみたり、百人浜展望台からの眺望や百人浜への散策を楽しめます。
高さ20mの百人浜展望台からは、百人浜や悲恋沼はもちろん、日高山脈まで、360度の大パノラマを楽しむことができます。
風の館は、その強風を活かした風のテーマ館です。
館内には、ミニ博物館・えりもの強風を体感する強風体験ゾーンなどもあり、ガラス張りの屋内展望台から野生のゼニガタアザラシの姿や季節ごとに表情を変える岬の風景をのんびり眺めることができます。
国道336号線の一区間に、建設に費やされた費用が莫大で、「まるで黄金を敷き詰められるほど、費用が掛かった」として「黄金道路」は、途中には数十メートルの断崖から地下水の噴出するフンベの滝や岩肌に咲く高山植物、波の渦巻く太平洋と、今では美しい風景を見ながらの絶好のドライブコースとして知られています。
周りの景色を楽しみながらのドライブもよし!
ゆっくり泊まって「襟裳」の名産品に舌鼓を打つのもよし!
ぜひ、「襟裳岬」で強風を体験してみてください。
「襟裳岬」については、こちらの記事に詳しく書きましたのでご覧ください。
