北海道東川町は北海道のほぼ中央、旭川市の中心部まで約13 キロ、旭川空港からは約7キロという立地にある人口8,600人の小さな町です。
昨今が人口減少する町が多い中で、東川町は毎年人口増加しています。
生まれてくれてありがとうという思いを込めて、町で生まれた子どもたちに「君の居場所」の象徴として、毎年デザインの変わる手づくりの「君の椅子」が送られたり、水道代がかからないなどの魅力ある街づくりで、移住者も増え人口が増えているのです。
北海道最高峰の旭岳をはじめとした美しい大自然が広がる東川町では、昭和60年(1985年)に「写真の町」を宣言しました。
「写真甲子園」なども行われ写真文化を通じて潤いと活力のある町づくりに取り組んでいます。
今回は、大雪山国立公園内の天人峡温泉・旭岳温泉を控える東川町の、水事情や写真甲子園、町内の観光スポットなどをご紹介します。
東川町の水は上質のミネラルウォーター
蛇口をひねると何が出るでしょう?
愛媛県の松山空港では、「 ポンジュース」
香川県の高松空港では、讃岐うどんの「うどん出汁」
兵庫県・淡路ハイウェイオアシスでは、特産の玉ねぎを使った「玉ねぎスープ」
話題になった蛇口が全国にありますね。
東川町では蛇口をひねると・・・上質のミネラルウオーターが出てきます。
というのは、東川町は北海道では唯一、全国的にも珍しい上水道が無い町です。
北海道の中央部にそびえる『神々の山』、大雪山連峰。
最高峰の旭岳など万年雪を頂いた山々の雪が溶け、長い年月をかけてゆっくりとゆっくりと地中深くにしみ込み、濾過されたきれいな地下水となってこの東川町を潤すのです。
東川町では、この大自然の恵み「大雪旭岳源水」を家庭用ホームポンプでくみ上げて、飲用や生活用水として使用しています。
細菌処理など⼀切しなくても「生水のまま」飲める上質のお水です。
毎年東川町で行われる写真甲子園
東川町は、昭和60年(1985年)6月1日に心のこもった“写真映りのよい”町の創造をめざして「写真のまち」を宣言しました。
平成6年(1994年)に始まった全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」の本戦地でもあります。
全国の高校写真部やサークルが3人一組で写真の腕を競う大会です。
「写真のまち」東川町の象徴的な取組のひとつとして始まった大会は、令和5年(2023年)に30年を迎えました。
初戦の審査会から始まり、地域ごとのブロック審査会を経て、全国11ブロックから選ばれた優秀校18校が、本戦大会が行われる東川町へとやってくるのです。
東川町に集結した生徒は、テーマなど全校同一条件で撮影を行い、全国一が決定します。
東川町の観光スポット
東川町では、旭岳温泉や旭岳ロープウエーなどの観光が人気ですが、ほかにもある人気の観光スポットを紹介します。
大雪旭岳源水公園
「大雪旭岳湧水」は、東川町が誇る地下水のブランド名です。
飲料水の地域ブランドとして全国で初めて、平成25年(2013年)4月5日商標法に基づく地域団体商標に登録されました。
東川のまちから旭岳、天人峡方面へ向かう道道1160号線を車で30分ほど走り、忠別湖を越え、旭岳へと向かう道に「大雪旭岳源水公園」があります。
駐車場に隣接して、源泉から引水している源水岩があります。
平成16年(2004年)に公園の整備され最初は、3つの取水口がついた源水岩が1基で毎日長蛇の列ができていましたが、駐車場も狭かったため平成21年(2009年)に再整備が行われました。
そして、今のように取水場が3基になりペットボトルなどが起きやすいように台が付けられ運搬用の台車も置かれています。
ここで水をくむ方も多いですが、遊歩道があるので300メートルほど歩くと「大雪旭岳湧水」へ行くことができます。
源水岩に引水する前の湧出たばかりの源泉ですね。
大雪旭岳源水公園「大雪旭岳源水」は、大雪⼭の自然がつくりあげる銘水として知られ、良質で美味しい
最上級の水が湧出ています。
平成 20 年 6 月には環境省が選定した「平成の名水百選」に選ばれした。
ミネラルが豊富にバランスよく含まれ、水温も約6~7度と年間を通し⼀定で、日々こんこんと湧き出ていて、その湧出量は1分間に約 4,600ℓもの量です。
特に、飲料水中に含まれるカルシウムを摂取するには、マグネシウムとの含有比率が2:1であることが望ましいとされていますが、この源水は大雪旭岳源水の成分は、カルシウム22mg/L、マグネシウム9mg/Lでそれに近い水となっています。
早朝からたくさんの方がこの源水を求めてやってきます。
公園は、冬季間も除雪されていますので年間を通じて水を汲みに行けますね。
この源水は、コーヒーやお茶を入れて飲んでもおいしいですしご飯を炊いてもおいしいですよ。
この美味しい水が、東川町の地下水なのですからうらやましい限りですね。
※車で行ったときは、施設管理の費用に充てるために、車1台につき100円以上の協力金が求められています。
東川町 七色の噴水
「七色の噴水」は、忠別湖の東側にあるフクロウ池にある高さ14.8mの噴水です。
雪旭岳源水の源泉湧水口からフクロウ池までの約31mの高低差を利用して、電力や機械を使うことなく自然と噴水が上がります。
この噴水に太陽光が当たると虹が現れるため、七色の噴水と呼ばれていて虹の出現は季節による太陽光の角度や風などの気象条件によって左右されますので、タイミングが合わないと虹を見ることができません。
東川町 開拓記念羽衣公園
東川町は、明治28年(1895年)に富山、香川、愛知、徳島などから、入植者がはいってきたのが町のはじまりです。
それまでは、豊かな水や森林、食料となる動植物 に恵まれたこの地が気に入って住み着くアイヌの人たちがいました。
東川町は「チュクペッ」日が昇る川といわれていた旭川の「東に位置していた」ので、東川と名付けられました。
「開拓記念羽衣公園」は、東川町の開基80年を記念し、先人の労苦を偲び、感謝するとともに町民憩いの場として価値ある財産を後世に残そうと、公園の造成が行われました。
昭和50年(1975年)から善意による寄付や奉仕活動によって、大小合わせて1,200個の庭石を敷き詰めました。
そこにイチイ・アカマツ・カツラ・イチョウ・モミジなど50種類以上の樹木を約5,400本配置した日本庭園造りの公園です。
8年もの歳月をかけて、昭和57年(1982年)に開園しました。
毎年夏に行われる「どんとこい祭り」や1月中旬に行われる「東川氷まつり」の会場にもなっていて、町内外の人たちに広く親しまれています。
東川町のグルメ
中国茶とおかゆ 奥泉
東川町のおいしいお水とお米から炊き上げた美味しいおかゆと天心・中国茶が人気のお店です。
林に囲まれた古民家でゆっくりくつろげる空間です。
北海道上川郡東川町東4号北2番
定休日・火曜日、水曜日
営業時間・7時~11時、13時~16時
玄米おむすび ちゃみせ
東川の水田に囲まれたのどかな場所に大雪山の伏流水で育った東川米をふっくらと炊いて気持ちを込めてむすんだ、玄米おむすび屋さんがあります。
定番から季節限定まで13~15種類のおにぎりが並んでいます。
北海道東川町西二号北2
営業時間
7:30~14:00 (売り切れ次第終了)
※なくなり次第終了
定休日
月曜日・火曜日
東川町のホテル
The Garnet Higashikawa(ザ ガーネット ヒガシカワ)
「The Garnet Higashikawa【Vacation STAY提供】」は、東川町の住宅街にある完全一棟貸切のコンドミニアムです。
最高12名まで宿泊可能で部屋数も多くゆったりしています。
キッチンも充実していますから自炊もできていいですね。
MUSH ROOMS(マッシュルームス)
「MUSH ROOMS」は、元プロスノーボーダーが経営する貸切コテージです。
元プロスノーボーダーによる初心者から上級者までレッスンを受けれたり(要予約・有料)
ビアバーもありますから、夜も盛り上がれます。
最大で10名まで宿泊できますので、仲間とワイワイガヤガヤ楽しい旅ができますね。
condominium andon
「andon」は、東川町にある1日3組限定のコンドミニアムです。
東川町の旭川家具工房で作られた家具に囲まれ、木材をふんだんに使ったお部屋でゆったりとした時間を過ごせます。
東川町のほぼ中心外なので周りには、食事できるお店もたくさんありますからとっても便利です。
東川町のまとめ
北海道東川町は北海道のほぼ中央、旭川市の中心部まで約13 キロ、旭川空港からは約7キロという立地にある、人口8,600人の小さな町、人口減少する町が多い中で、東川町は毎年人口増加しています。
魅力ある街づくりで、移住者も増え人口が増えているのです。
蛇口をひねるとジュースなどが出てきて話題になった蛇口が全国にありますが、東川町では蛇口をひねると・・・上質のミネラルウオーターが出てきます。
東川町は北海道では唯一、全国的にも珍しい上水道が無い町です。
旭岳など万年雪を頂いた山々の雪が溶け、長い年月をかけてゆっくりとゆっくりと地中深くにしみ込み、濾過されたきれいな地下水となって、この東川町を潤すのです。
東川町では、この大自然の恵み「大雪旭岳源水」を家庭用ホームポンプでくみ上げて、飲用や生活用水として使用しています。細菌処理など⼀切しなくても「生水のまま」飲める上質のお水です。
東川町は、全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」の本戦地です。
全国の高校写真部やサークルが3人一組で写真の腕を競う大会です。
初戦の審査会から始まり、地域ごとのブロック審査会を経て、全国11ブロックから選ばれた優秀校18校が、本戦大会が行われる東川町へとやってきて、テーマなど全校同一条件で撮影を行い、全国一が決定します。
「大雪旭岳湧水」は、東川町が誇る地下水のブランド名です。
飲料水の地域ブランドとして全国で初めて、平成25年(2013年)4月5日商標法に基づく地域団体商標に登録されました。
「大雪旭岳源水公園」には、駐車場に隣接して、源泉から引水している源水岩があります。
300メートルほど先には、「大雪旭岳湧水」があり、源水岩に引水する前の湧出たばかりの源泉です。
平成 20 年 6 月には環境省が選定した「平成の名水百選」に選ばれした。
ミネラルが豊富にバランスよく含まれ、水温も約6~7度と年間を通し⼀定で、日々こんこんと湧き出ていて、その湧出量は1分間に約 4,600ℓもの量です。
「七色の噴水」は、忠別湖の東側にあるフクロウ池にある高さ14.8mの噴水です。
雪旭岳源水の源泉湧水口からフクロウ池までの約31mの高低差を利用して、電力や機械を使うことなく自然と噴水が上がります。
この噴水に太陽光が当たると虹が現れるため、七色の噴水と呼ばれています。
東川町は、明治28年(1895年)に富山、香川、愛知、徳島などから、入植者がはいってきたのが町のはじまりです。
それまでは、豊かな水や森林、食料となる動植物 に恵まれたこの地が気に入って住むアイヌの人たちがいました。
東川町は「チュクペッ」日が昇る川といわれていた旭川の「東に位置していた」ので、東川と名付けられました。
「開拓記念羽衣公園」は、東川町の開基80年を記念し、先人の労苦を偲び、感謝するとともに町民憩いの場として価値ある財産を後世に残そうと、公園の造成が行われました。
昭和50年(1975年)から善意による寄付や奉仕活動によって、大小合わせて1,200個の庭石を敷き詰めました。
そこにイチイ・アカマツ・カツラ・イチョウ・モミジなど50種類以上の樹木を約5,400本配置した日本庭園造りの公園です。
8年もの歳月をかけて、昭和57年(1982年)に開園しました。
おいしい大雪の湧水を惜しみなく使える東川町。
町からは、大雪山連峰を望み、旭岳に行けば湯量豊富な温泉や高山植物の花々。
旭川、美瑛、富良野と観光地に囲まれた町です。
富良野にラベンダーを見に行った時などは、ぜひ立ち寄っていみたい町ですね。
高山植物が咲き乱れ、たくさんの湖沼、きれいな滝とまさに神々が遊ぶ庭大雪山連峰。
旭岳と天人峡の2つのシンボルがある街、東川町は見所満載の観光地です。
まとめ記事を書きましたのでご覧ください。
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