新緑の季節、真っ赤な紅葉の季節、白い雪の中に温泉の湯けむりの立ち込める冬。
定山渓温泉はどの季節もそれぞれの美しさがあります。
渓谷美のきれいな定山渓温泉には、温泉の他にもたくさんの観光スポットがあります。
特に秋には、燃えるような紅葉の中ゆっくり歩いて散策してほしい観光スポットです。
車で行って観光するときに駐車場はどこに止めたらいいのかなども詳しくご紹介しますね。
定山渓温泉でゆっくり徒歩で見たい観光スポット
定山渓温泉街は「支笏洞爺国立公園」内にあります。
四季の季節感がはっきりとしていて、その時々の景色がきれい。
写真映えのするスポットもたくさんありますよ。
定山渓温泉では、歩いて散策できる範囲に多くの観光スポットがあるので「そぞろ定山渓」と名付けてお散歩コースが作られています。
のんびりと新鮮な空気の中お散歩するのも楽しいですね。
二見(ふたみ)河畔公園
散策路の「二見・定山の道」の起点となっている公園です。
「二見・定山の道」は、二見吊橋から豊平川に寄り沿って続く自然散策路(二見公園~二見吊橋~かっぱ淵~赤岩の澗)です。
二見定山の道の入り口にあり、「かっぱ大王」のいる二見河畔公園です。
二見吊橋
二見吊橋は、豊平川に架かる定山渓のシンボルの真っ赤な吊橋です。
二見吊橋からは伊勢の二見浦(夫婦岩)に由来する「二見岩」やかっぱ伝説が残る「かっぱ淵」を望みながら歩きます。
野鳥のさえずる声を聴きながら、散策すると「定山渓」の自然の美しさを感じることができるでしょう。
春は山野草、秋は紅葉など四季を通して美しいスポットですですが、10月中旬の紅葉の美しさは格別です。
冬はスノーシューのコースとしても人気があります。
かっぱ淵
青年がこの淵に棲んでいるかっぱの娘に魅入られたという、カッパ伝説の残るカッパ淵です。
カッパ伝説の記事はこちらをお読みください。
赤岩の澗
豊平川を定山渓温泉街から1kmほど上流にさかのぼると、赤く染まった岩が連なる場所があります。
ここは鉄分を含んだ赤錆色の岩が露出しているところから「赤岩の澗」と呼ばれ、『美泉定山』(定山渓温泉の開祖)が名付けたと伝えられています。
豊平川の流れは、この場所で赤岩の壁に激しく突き当り、直角に曲がり温泉街へ向けて流れを変えます。
赤岩の崖上はエゾシカの冬の寝床になっています
周辺はスノーシュー散策やバードウォッチングには、絶好の場所で年間を通して、天然記念物のクマゲラやワシ・タカどの渡り鳥、ヤマセミ、カワガラスなど、たくさんの山野の鳥や水辺の鳥を観察できます。
「赤岩の澗」は、自然散策路(二見公園~二見吊橋~かっぱ淵~赤岩の澗)の二見定山の道の終点です。
いこいの広場
「いこいの広場」は、自然散策路「二見定山の道」で唯一トイレも整備されている広場です。
ここからは朝日岳(598m)を一望でき、豊平川の流れにも直接触れることができます。
隣接する「親水公園」や「赤岩の澗」へ向かうための休憩場所としても、多くの来訪者に利用されています。
まだまだある定山渓温泉の観光スポット
自然散策路(二見公園~二見吊橋~かっぱ淵~赤岩の澗)の二見定山の道以外にも、定山渓には見所スポットがたくさんありますのでご紹介します。
白糸の滝
もう100年以上もの間稼働し続けている「定山渓発電所」は、北海道で稼動している中では、一番古い水力発電所です。
この発電の戻り水が流れ落ちる小さな滝が「白糸の滝」です。
落差が12メートルもあるので離れていても水しぶきがかかるほど迫力があります。
緑が色づく新緑の季節から秋の紅葉まで、移り行く季節の中でそれぞれの表情を変える滝の美しさが人気を集めています。
平成20年(2008年)に「土木遺産」に認定されました。
岩戸観音堂
「岩戸観音堂」は、朱色の小さなお堂を入ると、本堂奥から続く120メートルの洞窟内に、33体の観音様が並んでいます。
日本で2番目に建設された有料自動車道路、札樽自動車道の小樽定山渓間の工事中に命を落とした方たちの慰霊と、交通安全祈願、また定山渓温泉の発展を願って1936年(昭和11年)に建立されたものです。
毎年7月18日には大祭がおこなわれています。
受験や恋愛にもご利益があると言われ、パワースポットとしても人気があります。
源泉公園
定山源泉公園は、定山渓温泉開拓の祖、美泉(みいずみ)定山(じょうざん)の志を後世に伝えるために、定山の生誕二百年を記念して、平成17年(2005年)に開園しました。
園内は開祖美泉定山と温泉が出合った風景を再現し、「美泉定山の像」のほか、定山渓温泉の新鮮な源泉を、手軽に楽しめる「足湯」もあります。
公園には、樹木が植えられていて春は桜、夏は深緑、秋には紅葉に包まれ足湯を楽しみことができます。
冬は真っ白な雪景色の中、足をつけると身体がポカポカしてきますよ。
おんたまの湯
足のふれあい太郎の湯
定山渓温泉に無料の足湯として平成15年(2003年)11月オープンいたしました。
敷地内に「かっぱ太郎」の像があることから「足のふれあい太郎の湯」と名付けられています。
8角形の東屋でおおわれた浴場は、国道に面していますのでドライブ中の方なども、さわやかな風を受けながらのんびりと足湯に使っていらっしゃいます。
屋根があるので雨や雪の時も入ることができますので、ぜひ楽しんでみたいですね。
見返り坂
国道230号線から湯の町(温泉街)へ降りる坂道を、『見返り坂』と呼んでいます。
楽しい一夜を過ごし、帰りには名残惜しそうに何度も振り返りながらこの坂を登ることから『見返り坂』と呼ばれるようになりました。
途中には、定山渓の温泉が流れ落ちる湯の滝があります。
見返り坂は、冬の間ロードヒーティングが行われていますが、これには定山渓の80℃近い高温の温泉水が使われています。
昭和48年(1973年)に日本で初めての温泉を使ったロードヒーティングが完成しました。
湯の滝
湯けむり坂を降りてくると、やがて右手に湯けむりが見えてきます。
定山渓の温泉水が流れ落ちる「湯の滝」は温泉街の中のいこいの場所です。
令和2年(2020年)、改修され湯の滝は天然石に生まれかわりました。
夜はライトアップされ温泉街のメインストリートを彩ります。
湯けむり坂
見返り坂の途中湯の滝から登るこの坂を「湯けむり坂」といいます。
昔はこの坂を登りきると、定山渓鉄道の終点「定山渓駅」がありました。
札幌から訪れる温泉客は電車を降りるとこの坂をくだり、それぞれの宿に向かたのです。
坂道からは温泉街が一望でき、かつては芸者さんがこの坂を通ってお座敷へ向かう姿が見られ、温泉街らしい風情が感じられたものです。
定山渓神社
定山渓温泉を望む高台の緑の中にひっそりと建っている「定山渓神社」です。
国道230号線から見える大きな鳥居をくぐり、木立の間の参道を歩くと、赤い屋根の本殿が見えてきます。
明治38年(1905年)に地元の人たちが守護神として天照大神を祀ったのが始まりです。
伊勢神宮と同じ「神明造」で、歴史ある神社建築様式を定山渓で見ることができます。
春はエゾエンゴサクや桜が咲き、秋には絶景の紅葉スポットになります。
境内奥には、夕日岳の登山口があり登山者の憩いの場所にもなっています。
夕日岳登山口
定山渓神社の奥に進むと、夕日岳の登山道に続きます。
夕日岳は、定山渓温泉の東にある標高594mの山で山頂からは、温泉街を見渡すことができます。
明治時代末期の1910年前後に御料局職員の田代兵八(たしろ・へいはち)が、温泉街から見ると山全体が美しく夕日に染まるので、「夕日岳」と命名したと伝えられています。
定山寺・宝物殿
定山寺に隣接する定山渓温泉の開祖『美泉定山(みいずみ・じょうざん)』にまつわる貴重な品を収蔵・展示する宝物殿です。
「美泉定山和尚(みいずみ・じょうざん・おしょう)木像」をはじめ貴重な品が収められていて観覧することもできます。
主な所蔵物
・美泉定山和尚木像
・守本尊弘法大師尊像(美泉定山作)
・大田山大権現不動尊版木(美泉定山作)
・定山坊真筆の書翰
一部展示していないものもあります。
朝日岳登山口
朝日岳は、定山渓温泉の西にある標高598mの山です。
夕日丘と同じく、明治の末期に御料局職員の田代兵八(たしろ・へいはち)が温泉街から見て最初に朝日の当たる山なので「朝日岳」と命名したと伝えられています。
定山渓温泉の開祖、美泉定山は湯治場を開いた当初より、この山を自分の名前の「常山」、のちに「定山」と名付け、修験道場とみなしていました。
定山渓温泉の観光駐車場
観光地に行くと駐車場が分からなくて困ってしまうことがありますね。
特に定山渓温泉のようにたくさんホテルがあるところは、一般の人が止めていい駐車場なのか、宿泊客だけの駐車場なのか判断が付かないことがあります。
定山渓温泉で車を止めることができるのは、定山渓万世閣ホテルミリオーネ横にあるスポーツ公園公共駐車場です。
二見公園まで10分ほどの所です。
無料になっている所もうれしいですね。
定山渓観光スポットのまとめ
特に秋には、燃えるような紅葉の中ゆっくり歩いて散策してほしい観光スポットです。
定山渓温泉街は「支笏洞爺国立公園」内にあります。
四季の季節感がはっきりとしていて、その時々の景色がきれい。
写真映えのするスポットもたくさんありますよ。
定山渓温泉では、「そぞろ定山渓」と名付けてお散歩コースが作られています。
のんびりと新鮮な空気の中お散歩するのも楽しいですね。
二見(ふたみ)河畔公園は、散策路の「二見・定山の道」の起点となっている公園です。
二見吊橋は、豊平川に架かる定山渓のシンボルの真っ赤な吊橋です。
二見吊橋からは伊勢の二見浦(夫婦岩)に由来する「二見岩」やかっぱ伝説が残る「かっぱ淵」を望みながら歩きます。
青年がこの淵に棲んでいるかっぱの娘に魅入られたという、カッパ伝説の残るカッパ淵です。
豊平川にある鉄分を含んだ赤錆色の岩が露出しているところから「赤岩の澗」と呼ばれ、『美泉定山』(定山渓温泉の開祖)が名付けたと伝えられています。
自然散策路(二見公園~二見吊橋~かっぱ淵~赤岩の澗)の二見定山の道の終点です。
「いこいの広場」は、自然散策路「二見定山の道」で唯一トイレも整備されている広場です。
豊平川の流れにも直接触れることができ隣接する「親水公園」や「赤岩の澗」へ向かうための休憩場所です。
発電の戻り水が流れ落ちる小さな滝が「白糸の滝」です。
落差が12メートルもあるので離れていても水しぶきがかかるほど迫力があります。
「岩戸観音堂」は、朱色の小さなお堂を入ると、本堂奥から続く120メートルの洞窟内に、33体の観音様が並んでいます。
定山源泉公園は、定山渓温泉開拓の祖、美泉(みいずみ)定山(じょうざん)の志を後世に伝えるために、定山の生誕二百年を記念して、平成17年(2005年)に開園しました。
園内は「美泉定山の像」のほか、「足湯」もあります。
定山源泉公園内には、温泉卵を作ることができる湯つぼがあります。
「おんたまの湯」といい、定山渓の80℃を超す高温の源泉で、温泉たまごを作ることができます。
豊平川の対岸にある「定山渓物産館」で生卵3個入りが網に入って販売されています。
「足のふれあい太郎の湯」と名付けられた足湯があります。
屋根があるので雨や雪の時も入ることができますよ。
国道230号線から湯の町(温泉街)へ降りる坂道を、『見返り坂』と呼んでいます。
定山渓の温泉水が天然石を流れ落ちる「湯の滝」は温泉街の中のいこいの場所です。
見返り坂の途中湯の滝から登るこの坂を「湯けむり坂」といいます。
昔はこの坂を登りきると、定山渓鉄道の終点「定山渓駅」がありました。
定山渓温泉を望む高台の緑の中にひっそりと建っている「定山渓神社」です。
伊勢神宮と同じ「神明造」で、歴史ある神社建築様式を定山渓で見ることができます。
定山渓神社の奥に進むと、標高594mの夕日岳の登山道に続きます。
山頂からは、温泉街を見渡すことができます。
定山寺に隣接する定山渓温泉の開祖『美泉定山』にまつわる貴重な品を収蔵・展示する宝物殿です。
定山渓温泉の西には、標高598mの朝日岳があります。
定山渓温泉で車を止めることができるのは、定山渓万世閣ホテルミリオーネ横にあるスポーツ公園公共駐車場です。
二見公園まで10分ほどの所で無料です。
このように定山渓温泉には、たくさんの観光スポットがあります。
旅行の途中や定山渓温泉にお泊りの時には、散策して楽しんでくださいね。
定山渓には、ほかにも見どころがたくさんあります。
定山渓温泉・豊平峡温泉のまとめ記事は、こちらをご覧ください。
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